3. 混雑度・目的別で選ぶおすすめ穴場スポット
① 明治公園(※事前予約チケット購入者向け/チケット完売済み)
場所・アクセス:新宿区霞ヶ丘町付近に位置する都立公園。都営大江戸線「国立競技場駅」やJR総武線「千駄ヶ谷駅」から平時であれば徒歩5分〜8分ほどの至近距離にある。ただし、当日は近隣の有料会場(神宮球場・秩父宮ラグビー場など)へ向かう大勢の観客と警察による規制が重なるため、平時通りの最短ルートで敷地内を移動するのは困難となる恐れがある。時間には十分余裕を持って行動したい。
メリット:事前のWeb予約(無料・定員制)を済ませておけば、打ち上げ場所(神宮軟式球場)に近く、迫力ある花火を至近距離で鑑賞することができる。
完売・当日券なし定員(3500人)に達したため事前予約チケットはすでに受付終了している。当日現地でのチケット発行や予約なしでの入園は一切できないため注意。
指定時間枠でのスムーズな入園:チケットは時間枠(16:00/16:30/17:00/17:30/18:00/18:30)ごとの申込みとなっている。周辺道路の混雑を考慮し、自身の指定枠に合わせて遅れずに到着できるよう、早めに現地周辺に到着しておきたい。
注意点:園内でのシートや椅子による場所取り、火気使用、飲酒等の迷惑行為は禁止されている。マナーを守って鑑賞する必要がある。
② 東京都庁 展望室(約3キロ離)
場所・アクセス:新宿区西新宿2丁目にある第一本庁舎の45階(地上202m)。都営大江戸線「都庁前駅」直結、JR「新宿駅」西口から平時で徒歩約10分ほどでアクセス可能だ。地下通路やビル内を経由するため屋外の移動ストレスは少ないが、会場からは約3キロメートル離れた新宿エリアに位置する。
メリット:南展望室(夜21時半まで開室)の窓からは、都心の夜景と一緒に花火を見下ろす形で鑑賞できる可能性がある。完全屋内かつ冷房の効いた快適な環境が最大の強みだ。
開室時間(南展望室):9:30~22:00(最終入室 21:30/入室料金 無料)
アクセス動線:第一本庁舎1階から「展望室専用エレベーター」を利用する。閉庁日(土・日・祝日)は2階出入口が閉鎖されるため、1階正面玄関へ回る必要がある。なお、階段利用が困難な方は庁内エレベーターを利用可能。
入室までの待ち時間:通常の場合、入室までに20分~30分ほど並ぶことがある。開催当日はさらに時間がかかることが想定され、また天候や時間帯によっても変動するため余裕を持って訪問したい。
注意点:会場から距離があるため花火は小さめに見えるほか、音の迫力は感じられない。また、事前予約不可の無料スポットとして非常に人気が高く、当日は入場列や窓際の混雑が予想されるため、早めの行動が求められる。
【重要注意】鑑賞目的の立ち止め・混雑規制エリアの落とし穴
【注意】恵比寿ガーデンプレイスは観賞不可(一時閉鎖) かつて穴場として有名だった恵比寿ガーデンプレイスだが、花火大会当日は38Fスカイラウンジが一時利用休止(一時閉鎖)となる。 38F・39Fの共用部からも花火は見られないよう対策が取られるため、「室内で涼しく見られる穴場」と思って向かうと完全に空振りとなるので注意したい。
【注意】新宿タカシマヤ テラス席(タイムズスクエア)は観賞・場所取り禁止 12F・13Fのテラス席はオープンデッキとなっているが、当日は混雑防止・安全確保のため、警備員等により鑑賞目的の場所取りや立ち止めが厳しく規制・禁止される。 通路の確保を目的とした案内が実施されるため、鑑賞目的での移動は避けるのが無難だ。
【注意】神宮外苑「イチョウ並木」は立ち止まっての鑑賞不可(17:30~21:30規制) 外苑の象徴であるイチョウ並木(青山通り〜噴水池)周辺の道路は、17:30から広範囲で車両通行止め(歩行者天国状態)となる。路上でのシート留めや場所取りも全面的に禁止され、歩行者通路も「立ち止まり禁止の完全一方通行」として警察官や警備員により誘導される。立ち止まってじっくり花火を鑑賞することは不可能なため、誘導に従い立ち止まらずに通過する必要がある。
4. 【ゲリラ豪雨・雨天対策】即時避難と情報収集ハック
夏の夕方はゲリラ豪雨や急な雷雨が発生しやすく、7月20日ごろに梅雨明けした東京地方も数日おきにゲリラ豪雨に見舞われている。過去には激しい雷雨により、開始直前に中止・順延となった事例もある。会場周辺は雨をしのげる大型の建物や高架下が非常に少ないため、雨が降り出すと一斉に避難が始まり、思わぬ二次災害のリスクが高まる恐れがある。
傘ではなく「パッカブルなレインコート・ポンチョ」の常備を推奨
大混雑のなかで傘を開く行為は、周囲の見物客との接触トラブルの原因になりやすく、危険を伴う。視界も遮られるため、移動時の安全性も低下する恐れがある。両手が自由になり、防寒着の代わりにもなる軽量のレインコートやポンチョをあらかじめバックパックに忍ばせておくのが賢明だ。
中止・順延の公式アナウンスを確認する手段
現地では通信障害が発生する可能性があるため、防災アプリや、神宮外苑花火大会の公式Xのアカウント画面を定期的に手動で更新し、最新の開催判断を追うのが望ましい。万が一、途中で中止が発表された場合は、後述する「時間差避難」のルートを活用し、速やかに神宮エリアから離脱する導線を確保することが推奨される。
5. 【時系列】当日のタイムライン・シミュレーション(目安)
当日の混雑状況や道路規制の動きを時系列で把握し、無理のない行動予定を組み立てるための目安だ。当日の状況によって前後する可能性がある。以下のタイムテーブルを参考に、状況に応じた柔軟な行動を推奨する。
6. 終演後の「スマート帰宅ルート」と時間差避難
花火が終了した瞬間、各会場の観客が一斉に動き出すため、周辺の駅は一時的に機能が制限される可能性が高い。駅への入場までに長時間拘束される事態を避けるため、以下の2つの立ち回りを検討するのが推奨される。
帰宅難民を回避するための2つの選択肢
【選択肢A】終了15分前の「フライング撤退」
ライブのラストやフィナーレの花火を見たい気持ちを抑え、終了の15〜20分前(20:15前後)に最寄り駅(あるいは原宿・四ツ谷方面へのルート)に向かって歩き始める方法だ。これだけで駅の入場規制に巻き込まれる確率を下げられる可能性がある。
【選択肢B】あえて1駅分歩く「時間差避難」
最後までイベントを堪能した場合は、信濃町駅や外苑前駅などの大混雑駅を目指さないのが無難とされている。人の波とは異なる方向、すなわち「四ツ谷駅」「表参道駅」あるいは「原宿駅方面」へ20分ほど歩くルートだ。
※「どうせ乗る電車は満員では」という疑問が生じやすいが、このハックの主たる目的は車内の満員回避ではなく、「いつ動くか分からない駅前の入場規制列で1時間以上立ち往生する無駄な時間を、確実に帰路へ近づく移動時間に変換すること」にある。会場から少し離れれば駅周辺の入場規制やホームでの乗車待ち混雑は緩和される傾向にあるため、周辺の飲食店等でピークが去るのを待ち、時間をずらして帰宅するのも有効な立ち回りと言えそうだ。
事前の準備と、駅をズラす戦略を持っておくことで、大混雑によるトラブルを軽減できる可能性がある。万全のシミュレーションを行い、最高のコンディションで都市型の花火を楽しんでほしい。

