3人目誕生で直面した現実。実家を頼れない5歳・2歳・0歳の育児を夫婦で乗り切ったパパ育休

■出産後ママ不在の1週間…子どもたちが寝ない!

── 実際に育休が始まってからの生活はいかがでしたか?

野村さん 覚悟はしていましたが、シンプルに子どもが3人に増えたことで、毎日が怒涛のように過ぎていきました。みんながそれぞれ同時に、まったく違うことをやりたがるので、大人2人がかりでも「身体がもう一つ足りない!」と思うことばかりでしたね。
育休中は、産後の妻が赤ちゃんのケアに付きっきりになれるよう、私が上の子二人の育児と家事を引き受ける形で完全に役割を分担していました。

── 夏乃さんが入院していた最初の1週間は、とくに大変だったのでは?

野村さん  はい。もともと長女は幼稚園、長男は妊娠後期から期間限定で保育園に入れたので、日中のことはなんとかなりましたが、夜の寝かしつけは、苦労しました。5歳と2歳の子どもたちにとって「夜にママがいない」というのはやっぱり寂しかったようです。上の子は最初、夜中に泣き出してしまったりもしました。あと、私一人だとなかなか寝てくれなくて……。
普段通り絵本を読んだり工夫はしたのですが、なぜか上手くいかない(苦笑)。最終的には無理やり部屋の電気をバチッと消して「さあ寝るよ!明日は幼稚園と保育園でしょ!」と語りかけるなど、試行錯誤の毎日でした。でも、その期間を乗り切ったおかげで、子どもたちをどうやって寝かせるかという「寝かしつけの術」にはかなり自信がつきましたね。

■長男のイヤイヤ対応に四苦八苦

── 夏乃さんが退院されて、5人での生活が始まってからはどうでしたか?

野村さん 当時2歳だった長男の「イヤイヤ期」とぐずりへの対応には苦慮しました。突然スイッチが入って「嫌だ嫌だ!」が始まると、何を提案しても、抱っこしようとしても全否定されてしまって……。当時住んでいた家が2DKと少し手狭だったこともあり、家の中にずっといると子どもも大人もストレスが溜まって機嫌が悪くなってしまうんです。
長女は変わらず幼稚園に通っていましたが、長男は期間限定の保育園が終了し、家にいたんですね。そのため、天気の良い日は私が公園などに積極的に連れ出していました。外の空気を吸わせて思い切りエネルギーを発散させると、機嫌も劇的に良くなるんです。

── 育休を取って、ご自身の中で良かったと感じる変化や、逆に反省点はありますか?

野村さん 産後の妻は体調が万全ではなかったため、上の子たちの面倒を見ながらの育児はやはり難しかったと思います。自分が家にいたのは本当に大正解でした。また、次女の成長もすぐ側で実感できました。
新生児期のわずかな期間しかできない「沐浴」も、3人目なのでかなり上達しましたね。何より、赤ちゃんがふとした瞬間にニコッと笑ってくれたり、手がパチパチと叩けるようになったりする愛らしい姿をすぐ目の前で見られたときは、日々の疲れが一瞬で吹き飛ぶほどかわいかったです。
ただ、ちょっとした反省点もありました。育休中から引っ越しを検討していたのですが、妻は「育休を取ってくれたのはありがたいけれど、物件探しのことで時間が取られていて、もっと家のことをしてほしかった」と少し不満を持っていたそうです。当時、自分は3人目が生まれるにあたってそれまで住んでいた家では絶対に手狭だからと、必死に不動産屋とやり取りをしていたのですが、妻からすれば「もっと目の前のことをしてよ!」という気持ちだったようです。

「育児休業中に長女の幼稚園の納涼祭に長男を連れて行きました。そんな長男も今年、同じ園に入園!大きくなりました」(野村さん)

配信元: マイナビ子育て

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