「脱水と血圧」で気をつけたい病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「脱水と血圧」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
低血圧
脱水では循環血液量が減るため、血圧が低下し、立ちくらみや失神を起こすことがあります。特に高齢者では転倒の原因にもなるため注意が必要です。
脱水症
軽い脱水でも放置すると、電解質異常や意識障害、腎機能障害へ進行することがあります。早めの水分補給が重要です。
熱中症
高温環境で脱水が進むと、体温調節ができなくなり熱中症を起こします。重症では意識障害や多臓器障害を起こし、命に関わることがあります。
心筋梗塞
脱水によって血液が濃くなると血栓ができやすくなります。高齢者や動脈硬化がある人では、心筋梗塞の発症リスクが高まる可能性があります。
脳梗塞
脱水では脳の血流も低下しやすく、さらに血液が固まりやすくなるため、脳梗塞の危険性が高まります。特に夏場は十分な水分補給が重要です。
急性腎障害(急性腎不全)
脱水によって腎臓へ送られる血液が減ると、腎機能が急激に低下することがあります。高齢者や糖尿病、慢性腎臓病のある人では特に注意が必要です。
「脱水と血圧」についてよくある質問

ここまで脱水と血圧について紹介しました。ここでは「脱水と血圧」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
体内の水分が不足して脱水状態になると、血圧は普段よりも下がるのでしょうか?
小鷹 悠二 医師
多くの場合は下がります。脱水になると血液量が減少するため、血圧が低下し、立ちくらみやめまいが起こることがあります。
脱水によって、逆に血圧が高くなってしまうことはあるのでしょうか?
小鷹 悠二 医師
あります。脱水に対して体が血圧を保とうとする反応により、一時的に血圧が上昇することがあります。
普段からあまり水分を摂らない生活を続けていると、血圧の数値に影響は出ますか?
小鷹 悠二 医師
慢性的な水分不足は血圧の変動を大きくし、脱水や熱中症、腎機能障害などのリスクを高めます。特に高齢者では毎日の水分補給を意識することが大切です。
激しい運動や性行為などで大量に汗をかいた際、血圧はどのように変化しますか?
小鷹 悠二 医師
運動中は交感神経が働くため血圧は上昇しますが、その後に大量の汗で脱水が進むと血圧が低下し、立ちくらみや失神を起こすことがあります。運動や性行為の前後には十分な水分補給を心がけましょう。

