2. 「モノの損害(対物)」は1円も補償されない
自賠責保険がカバーするのは「相手のケガや死亡(対人)」のみだ。相手の車やガードレール、店舗などを壊した「対物事故」は補償対象外のため、修理費や損害賠償金は全額自己負担となる。
3. 「お金がなければ払わなくて済む」は間違い
損害賠償金を支払えない場合、被害者から裁判を起こされ、最終的に預貯金や自動車、不動産などの財産が差し押さえられる可能性がある。さらに会社の給与が差し押さえられれば、交通事故トラブルを抱えていることが職場に知られてしまうリスクも高い。払えないからといって放置することはできず、弁護士を挟んで減額や分割払いを交渉するなどの厳しい対応に追われることになる。
なお、損害保険料率算出機構の「2025年度 自動車保険の概況」によれば、任意自動車保険の対人賠償の普及率は75.4%、対物賠償の普及率は75.6%だという。ここに自動車共済を含めると、対人賠償の普及率は88.6%まで上昇する。とはいえ、裏を返せば公道を走る自動車のおよそ1割は未加入ということになり、リスクと常に隣り合わせであるのが日本の車社会の現実だ。
また、栗原氏も「2016年に、任意保険に入ってない車で飲酒事故を起こして逃げた悪党の話を描いていました」と自身の作品でも任意保険未加入で事故を起こすことの恐ろしさを紹介している。当該エピソードは「怨み屋本舗EVIL HEART」第4巻、または「怨み屋本舗」通巻版54巻に収録されているとした。

