●組合「100円規模の賃上げもあり得る」
組合側代理人の浅野ひとみ弁護士は記者会見で「周辺の同業他社の店舗をベースに比較できるという点が画期的だ。時給を決める考慮事情として入れることができたのは大きかった」と述べた。
組合によると、宮崎恒久店の時給は昨年の春闘の時点で1000円だったが、近隣の同業他社の店舗では1100円や1060円だったという。
回転寿司ユニオンの吉田書記長は、新しいルール下での時給決定について「100円規模の賃上げもあり得る」と期待を示した。
●「命令を上回る内容まで勝ち取れた」
和解協定は、現在組合員が在籍する店舗に適用されるという。組合によると、スシローでは13店舗が対象になり、今後、新たに組合員が加入した店舗にも適用されるという。
弁護団長の川口智也弁護士は「不当労働行為の手続きは、和解できなければ最後は(労働委員会が)命令を出す。今回は、その命令を上回るような内容まで勝ち取ることができたのではないか」と評価した。
吉田書記長も「スシローは回転寿司産業の最大手。ここで勝ち取ったルールを産業全体に波及させていきたい」と話した。

