スノー結晶

「スノー結晶のもと」は塩化アンモニウム。あっという間に結晶ができてくるので、見逃し注意の結晶です。
ここでカギになるのが飽和水溶液の温度。もとになっている薬品が、どのくらいの温度でどのくらい溶けるのか、溶解度を確認するようになりました。慣れてきたこともあり、もう気分は研究者です。

用意するもの
スノー結晶のもと、試験管・キャップ、かくはん棒、耐熱ボウル、お湯、ラップ、プラコップ、ティッシュペーパー、トレー

基本の育て方
お湯に結晶のもとを入れて攪拌。とにかく攪拌。全部溶けきるまで、何度か電子レンジでも加熱します。そして溶けたらすぐ、冷める前に試験管に入れてキャップを装着。ここ、かなり急いでやりますよ~。
あとは、濡れたティッシュを試験管の上のほうに巻きつければ、準備完了です。

結晶の育成経過
濡れティッシュを巻く理由は、温度を下げるため。「なかなか溶けなかった=温度が低いと溶けない」ということ。つまりは、温度が下がると一気に結晶化が進むんです。
試験管を静かに立てて、あとは見守るだけ。すぐにちらちらと結晶が表れてきます。雪のような、お星さまのような、キラキラふわふわした結晶が舞って、そのうちに静かに積もっていきます。なんだか幻想的。
フローズン結晶

ついに、ラスト5つ目。
実験にかなり手慣れてきていたのですが、そんなときこそ失敗するんです……。身をもって実感したのがフローズン結晶。こちらは酢酸ナトリウムがもとになっています。

用意するもの
フローズン結晶のもと、かくはん棒、シャーレ上、耐熱ボウル、お湯、ラップ、小皿、つまようじ、トレー
結晶を作るときに使うため、「フローズン結晶のもと」をひとつまみ取り置きします。

基本の育て方
フローズン結晶もお湯に「フローズン結晶のもと」を入れて飽和水溶液を作ります。酢酸ナトリウムは酸っぱいにおい。溶けなければ電子レンジで温めるのですが、今までのものと異なりさっと溶けてびっくり。「あら? 低い温度でもよく溶ける? 作業がサクサク進むわね~」と思ったのですが……いざ結晶を作ろうとしたら反応せず。
本来ならばフローズン結晶は水溶液を20分くらい冷ましてから、取り置いておいた結晶のもとをつまようじの先につけてさして、刺激を与えるとみるみる結晶ができるはずなのですが……まったく反応がありません。
これは濃度が問題かもと計量したところ、結晶のもと10g+お湯15g(15ml)で25gのはずが30g以上。どうやらお湯が多かったため、薄くなっていたようです。ちゃんと計ったつもりでいましたが、慣れて気を抜いていたんでしょう。反省です。
ダメもとで水溶液を加熱して水分を飛ばし、25gくらいにしてみました。

結晶の育成経過
今度は20分待っている間に、刺激をする前から1ヶ所で結晶化が始まりました。これは期待できる! と、つまようじをさしたところ……す~っと放射線状の結晶が育ってきました。線香花火みたいできれい。

ひと晩経過したフローズン結晶は、細かな結晶がたくさんできていました。触るとシャリッとして、霜柱を触っているみたいな感じ。この結晶を集めてまたお湯で溶かせば、再びフローズン結晶を作ることができます。
イルミネーションステージで癒やしのタイム

5種類の結晶作りは、なかなかのボリューム。頭もたくさん使って疲れたら、結晶イルミネーションで癒しタイム~♪

LED台座(イルミネーションステージ)もキットに入っています。ただし、電池は入っていないので、自分で用意しましょう。単4電池が3本必要です。

イルミネーションのライトは虹色に変化します。色がつくとまた違ったきらめきですよね。

ほかにもさまざまな楽しみ方アイデアが載っています。
こちらの魔法の杖は、なんと100均の材料で作れちゃうのだそう! ジュエル結晶を大きく育てたら、こんな素敵アイテムが作れるんですね。
実際に体験してみてわかったこと

まずは説明の通りにやってみる
育てる結晶は、本誌で育て方や結晶ができる仕組みを読んでも、一度で理解することは難しいかもしれません。初めて知る知識もたくさんあって、言葉の意味を理解することも子どもには難易度が高め。ちょっと突っ込んだ質問をされたら、大人だって答えられないかもしれません。
でも、それでいいんです。まずは手順を読んで、必要なものを用意して、書かれている通りにやってみましょう。実際に結晶を育てることで興味がわいてきて、「もっと知りたい!」「もっとわかるようになりたい!」という気持ちが出てきたら大成功。育てているときに疑問に思ったり、考えたりすることで、本誌に書かれている情報の理解度が格段にUPしてきます。
実験は正確に
キットに入っている薬品は計量済みですが、自分で用意する水やお湯は、自分で計量します。筆者も、正確にお湯の量を計らなかったことで水溶液の濃度が変わってしまい、結晶化しないという失敗をしてしまいました。実験は正確にすることが大切!
失敗は成功のもと
実験を正確にやっても、育てる環境によってはうまくいかないことも。失敗するとがっかりしますが、これが探究心や研究心を大きく育みます。なぜそうなってしまったのか考え、本誌などで調べることで、情報を読み解く力が増しました。実は失敗したほうが、理解力が深まるという結果に。

体験は記憶に残る
字を読むだけではなかなか理解できないことでも、体験することで印象が強く残ることってありますよね。その時点ではわからなくても、後々パズルのピースが揃うかのようにつながり、理解が広がることは子どもも大人もあります。
今回、実験キットで結晶作りをしながら本誌や学研まんがを読んで思い出したのが、8年前、石川県での家族旅行中になんとなく寄った「雪の科学館」。ダイヤモンドダストの再現や過冷却水の実験、氷のペンダント作りなどを体験しました。我が家の科学好きの末っ子はこのとき小学校1年生でしたが、聞いてみると、実験したことや作ったもののことを今でもよく覚えているんですよね。
科学館だろうと、自宅だろうと、自分の手を動かし、さまざまな角度から考え、調べ、体験したことは、かけがえのない経験として子どもの中に残るはずです。

育てるのは楽しい!
そして何より、ここが最大のポイントなのですが……何かを育てるのって楽しい~!
毎日少しずつ変化するのを観察するだけで楽しいですし、きちんと手をかけることできれいに育ってくれたりもするので、やりがいも感じます。
一瞬で結晶化するものもあれば、時間をかけて育てていくものまでキットに入っているというのも、計算されている~! と思いました。
せっせと結晶のお世話をしている母の姿に、子どもたちも「お~大きくなってる!」とのぞき込んだり、興味津々。楽しんで科学を学べるのがいいですよね。
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本格的な化学実験がおうちでできる『学研の科学 きらめく宝石結晶』は、子どもだけでなく、大人も楽しめる充実の内容でした。5種類の結晶を作るための薬品と実験器具が揃っていますし、実験方法や薬品の特徴などをしっかり学べる本誌、そして科学まんがまでついています。
一度読んでわからなくても、説明通りに結晶を育てて観察していくうちに、少しずつわかることが増えていきます。失敗もしましたが、そのおかげで探究心や研究心がグッと増して、現象が起こる仕組みについてより深く考える機会となりました。
科学に対して興味を持つきっかけにぴったりで、自由研究に発展させることもできます。何より作っていて楽しいので、親子で結晶を育ててみてください♪
学研の科学 きらめく宝石結晶
¥ 4,290円(税込)
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この記事の執筆者よんぴよまま男の子3人、女の子1人の母。
自宅にてフラワーケーキ、キャラ弁教室を主宰。
料理、クラフト作り、ラッピングなどものつくりが大好きです。
生活に役立つ情報を発信したいと思います♪
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