「あの頃はちゃんと髪の毛もありましたしね」
ライブでは1曲目に「君のために作った歌」、続けて「恋」「旅立ち」などをギター一本の弾き語りで披露し、アンコールではカラオケで「長い夜」「大空と大地の中で」などを熱唱した松山。「50年前、全国各地でコンサートやってはアンコールはカラオケでやってたっていう、その時代のことを思い出してくれた人もいるかもしれないな」としみじみ語ると、当時の熱狂ぶりについても言及。「前の方へ、もうステージの上に上がろうとするわけだな。今考えてみたら、お客さんはほとんど女だったぞ。男なんか自分のスタッフぐらいしか見たことがないぐらいだな」と冗談交じりに振り返った。
当時のマネージャーやスタッフが押し寄せる女性ファンを押し返していた光景を「あれは素晴らしい戦いだったなあと今でも思い出します」と懐かしむ松山。「まああの頃はちゃんと髪の毛もありましたしね。自分で古い写真を見ても『ああ、爽やかなやつだったんだな』みたいなね。いつからその爽やかさがこんなになってしまったんだろう」と自虐トークで笑いを誘った。
指が疲れるほどの熱演を繰り広げた今回のライブを経て、「これから秋冬のコンサート、10月から始まりかな。またメンバーを連れてやっていく」と意気込みを語った松山だが、今後の周年ライブについて「周年、周年つったらさ、もうお客さんがいないんじゃないか。80、90言ったら畳の間かなんかでやるしかないかな」と松山節を炸裂させた。
ケーキを手にしてサプライズ訪問
ライブの話では、他にも開演前に楽屋を訪れたというお笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武(64)との秘話を披露。北海道で初開催となる個展「『木梨憲武展』-TOUCH SERENDIPITY-意味ある偶然」をサッポロファクトリーギャラリーで22日まで開催している木梨が「千春さん、デビュー50周年おめでとうございます」とケーキを手にしてお祝いに駆けつけてくれたことを明かした。
松山は「偉いね、お前。可愛いよ、やることが」と木梨を絶賛。「よし、木梨、もしお前のラジオ、テレビ番組でな、俺が出れるようなところがあったら、いつでも言ってくれ。お前のためなら俺はちゃんと出るぞ」と男気あふれる言葉を贈り、番組では1曲目にとんねるずの「雨の西麻布」をオンエアした。
松山は1955年12月16日生まれ、北海道足寄町出身。足寄高を卒業後、1977年にフォークシンガーとしてデビュー。現在は全国ツアーの開催やラジオパーソナリティなどを担当し、音楽・メディアの第一線で活躍中。趣味はゴルフ、プロ野球観戦。

