家族歴がある人の心臓病予防のポイント

遺伝的な体質そのものを変えることはできません。一方で、検査による早期発見や、心臓に負担をかけにくい生活を意識することはできます。
定期的な検査
家族歴がある方は、循環器内科で検査の間隔を相談します。症状がなくても、心電図や心エコー検査で変化がわかることがあります。
動悸、胸の痛み、息切れ、失神、運動中の強い違和感がある場合は、早めに受診します。健康診断で心電図異常や心雑音を指摘された場合も、放置せずに確認します。
生活習慣の改善
遺伝性心疾患そのものを生活習慣だけで防ぐことはできません。しかし、血圧、脂質、血糖、体重、喫煙、飲酒は心臓の負担に関わります。
運動は病気の種類によって制限が必要な場合があります。家族歴がある方や診断を受けている方は、運動量を自己判断で増やさず、医師に確認します。
心臓病の遺伝についてよくある質問
ここまで心臓病の遺伝などを紹介しました。ここでは心臓病の遺伝についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
親が心臓病だと自分も必ずなりますか?
佐藤 浩樹医師
必ず発症するわけではありません。親の心臓病が遺伝性とは限らず、生活習慣病や加齢が関わる場合もあります。
一方で、肥大型心筋症やQT延長症候群などでは、家族歴が診断の手がかりになります。病名や発症年齢を確認し、必要に応じて循環器内科や遺伝医療部門で相談します。
遺伝性心疾患は予防できますか?
佐藤 浩樹医師
遺伝子の変化そのものを変えることはできません。一方で、検査で早く発見し、生活や治療を調整することで、症状の悪化や合併症に備えやすくなります。
病気によっては、使用を避ける薬、運動量の調整、発熱時の対応などが必要になる場合があります。家族内で遺伝性心疾患と診断された方がいる場合は、医療機関で自分に必要な検査を相談しましょう。

