「ただの腹痛」じゃない!潰瘍性大腸炎のリアルな薬代と、家計を救う「難病助成」

「ただの腹痛」じゃない!潰瘍性大腸炎のリアルな薬代と、家計を救う「難病助成」

治療を続けることの重要性

潰瘍性大腸炎は寛解と再燃を繰り返しやすく、症状が落ち着いても自己判断で薬を中断すると再燃するリスクが高まることが分かっています。再燃して症状が重くなると入院治療や手術が必要になることもあり、結果的に医療費や生活への影響が大きくなります。

■ 外来での寛解維持療法
・費用の目安(3割負担・助成適用前):3,000〜30,000円程度/月
■ 入院治療(中等症〜重症の再燃)
・費用の目安(3割負担・助成適用前):1回あたり100,000〜300,000円程度
■ 大腸全摘出術等の手術
・費用の目安(3割負担・助成適用前):1回あたり数十万円〜1,000,000円程度

※上記はあくまで目安です。受診する医療機関や検査内容・投薬内容により異なります。

こうした場合も医療受給者証や高額療養費制度で自己負担には上限が設けられますが、再燃・重症化を防ぐためにも、寛解期の維持療法を自己判断でやめないことが大切です。

編集部まとめ

外来治療費は、安定期なら月数千円〜1万円台、中等症〜重症では数万円以上になることもありますが、難病医療費助成制度を利用すれば所得に応じた上限額までに抑えられます。以下に要点をまとめます。

安定期の外来治療費は、再診料・検査・5-ASA製剤代を合わせて月数千円〜1万円台が目安

中等症〜重症になり生物学的製剤等を使う場合、助成適用前の自己負担は月20,000円〜100,000円以上になることもある

指定難病の医療受給者証があれば自己負担割合は2割になり、所得区分に応じた月額上限(2,500円〜30,000円)までに抑えられる

軽症でも医療費総額が高い月が年3回以上あれば「軽症高額該当」として助成の対象になる場合がある

費用面の不安は、医療ソーシャルワーカーへの相談で解決できる場合がある

潰瘍性大腸炎と診断されたら、「治療費がいつまで続くのだろう」と不安に思う前に、難病医療費助成制度を利用できるかどうかを難病指定医や医療ソーシャルワーカーに早めに確認することが大切です。費用の見通しが立つだけでも、治療は続けやすくなります。自己判断で薬を中断せず、遠慮なく相談してください。

※本記事の情報は2026年7月時点のものです。診療報酬点数・診療報酬改定(2026年6月施行分を含む)・難病医療費助成制度の自己負担上限額・高額療養費制度(2026年8月施行の見直しを含む)等の内容は、所得区分・医療機関・今後の制度改正により変わる場合があります。個別の費用については受診先の医療機関または各種窓口にご確認ください。

参考文献

難病情報センター「指定難病患者への医療費助成制度のご案内」

難病情報センター「潰瘍性大腸炎(指定難病97)概要」

厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」

厚生労働省「高額療養費制度の見直しについて」

配信元: Medical DOC

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