「イカ」でタコより約4倍多い”栄養素”は何かご存じですか?注意点も管理栄養士が解説!

「イカ」でタコより約4倍多い”栄養素”は何かご存じですか?注意点も管理栄養士が解説!

イカを食べる時の注意点

イカを食べる時の注意点

食中毒やアレルギーに注意する

イカを生で食べる際は、アニサキスによる食中毒に注意が必要です。アニサキス幼虫を生きたまま摂取すると、食後数時間から数日後に激しい腹痛や吐き気、嘔吐などが現れることがあります。鮮度のよいイカにも寄生している可能性があるため、丸ごと購入した場合は速やかに内臓を取り除き、内臓は生で食べないようにしましょう。調理時には目視で幼虫の有無を確認し、見つけた場合は取り除きます。アニサキス対策には、中心部まで70℃以上、または60℃で1分以上加熱するか、マイナス20℃で24時間以上冷凍する方法が有効です。家庭用冷凍庫では、この条件を確実に満たせない場合があるため、生食する場合は適切な冷凍処理が行われた商品を選びましょう。酢、塩、しょうゆ、わさびによる処理では、アニサキス幼虫は死滅しません。食後に激しい腹痛や嘔吐などが現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。また、イカは食物アレルギーの原因となることがあります。過去にイカを食べてアレルギー症状が現れたことがある方は摂取を避け、医師に相談してください。食後にじんましんや口・喉の違和感などが現れた場合は医療機関を受診し、急な呼吸困難や意識障害などの重い症状がみられる場合は、直ちに119番通報してください。なお、イカは加工食品のアレルギー表示で「特定原材料に準ずるもの」に位置付けられているため、アレルギーのある方は原材料表示も確認しましょう。

食べ過ぎには注意する

イカは弾力があり、噛み応えのある食品です。一度に多量に食べると胃腸に負担を感じることがあるため、食べ過ぎには注意しましょう。

よく噛んで食べる

小さな子どもや高齢者では、丸のみすると窒息の原因となることがあるため、小さく切る、隠し包丁を入れるなど、食べやすい大きさや硬さに調整すると良いでしょう。

イカの栄養素を効率的に摂取する方法

イカの栄養素を効率的に摂取する方法

野菜やきのこ、海藻類と組み合わせる

イカにはたんぱく質やビタミンB12などが含まれていますが、ビタミンCや食物繊維は多くありません。そのため、野菜やきのこ、海藻類と組み合わせることで、栄養バランスが整いやすくなります。例えば、イカとブロッコリーの炒め物や、イカと野菜のマリネなどは、彩りもよく取り入れやすい献立です。

煮汁も活用する

水溶性ビタミンは水に溶けやすい性質があるため、煮物ではその一部が煮汁へ移行します。煮汁ごと食べられる料理にすることで、溶け出した栄養成分も一緒に摂取できます。ただし、濃い味付けでは食塩の摂り過ぎにつながる場合もあるため、調味料の使用量には配慮しましょう。

加熱し過ぎを避ける

イカは加熱時間や温度によって食感が変わり、炒め物や焼き物では加熱し過ぎると身が硬くなりやすいため、短時間で仕上げるとやわらかさを保ちやすくなります。一方、煮物では弱火でじっくり加熱することで、やわらかく仕上がる場合もあります。また、加熱による栄養成分の変化は栄養素や調理方法によって異なり、必ずしもすべての水溶性ビタミンが大きく減少するわけではありません。煮る場合は一部の成分が煮汁へ移ることがあるため、煮汁も活用するとよいでしょう。

配信元: Medical DOC

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