風、薫る【8/13第99回】吾郎(甲斐翔真)の求婚→りん、直美(上坂樹里)に気持ち確認 シマケン(佐野晶哉)横沢(井上祐貴)と火花

風、薫る【8/13第99回】吾郎(甲斐翔真)の求婚→りん、直美(上坂樹里)に気持ち確認 シマケン(佐野晶哉)横沢(井上祐貴)と火花

朝ドラ「風、薫る」第98回(8月12日放送)【振り返り・解説】

第98回では、反町家への看護を通じ、病気だけでなく貧困や住環境、家族の負担にまで目を向ける直美の姿が描かれた。一方、吾郎からプロポーズされた直美はマッチ工場で働いていた過去を語り、苦い記憶に変化が生まれる。さらに、長屋で相次ぐせきから、地域の異変を察知し、直美が1つの家庭の看護だけではとらえきれない問題に気づき始めた。

【以下、ネタバレ】

後日、直美が反町家へ行ってみると、部屋は元のように散らかり、登勢は前よりも疲れた様子でマッチ箱を作る内職をしていた。直美は、汚れた足で家の中を走り回る子供たちに注意するが、言うことを聞かない。つい登勢の声も強くなってしまう。直美はマッチ箱を手に取り、自分も以前やっていたと登勢に明かした。その日も直美は泊まり込みで看護。翌朝、四郎の症状は治まり、直美が帰ろうとすると、長屋のほかの部屋からも咳が聞こえてきた。

事務所に戻った直美は、反町家の様子をしのぶに報告。そこへ吾郎が訪ねてきた。吾郎が「すみません、約束の日ではありませんが…」と詫びると、しのぶは気を利かせて外出。直美と2人きりになった吾郎は、直美が持ち帰ったマッチ箱を見て、マッチが好きだと語り始めた。「子供のころ、初めてマッチを家で使った時、簡単に火がついて魔法かと思って」。楽しそうに語る吾郎の姿が直美にはまぶしく映る。嫌な記憶が上書きされたような気分になった直美は思わず笑ってしまう。直美は「小川さんは、好きなもの見つけるのが上手ですね」と優しくうなずく。すると吾郎は「はい、好きです」と切り出し、「直美さんのことが好きです」と続けた。突然の展開に直美は「えっ?」と絶句。吾郎は「えっ…わかってくれているものと…」と困惑し、「結婚してください」と真っすぐな目でプロポーズした。直美は言葉を失った。

再び反町家に看護に向かった直美は「決めました。できることやりましょう」と宣言し、子供を抱えて内職に追われる登勢の負担を減らすため、現実的な知恵を授けた。湯気を立てる代わりに濡らした手拭いを壁に掛け、玄関の雑巾の上で子供たちに足踏み競争をさせることで、埃の舞い上がりを防ぎながら清潔を保つ工夫を伝えた。からし湿布を用意し、「私が看ているので休んでください」と声をかける直美に、反町夫婦は感謝した。翌早朝、反町家を出た直美の耳に、近隣の別の家からも激しい咳き込みが聞こえてきた。

その日、火事をしながら、直美は「そうね、病院みたいに清潔にしてたら暮らせないもんね」と語るりんに昔の記憶を明かす。「昔、マッチ工場で働いてたの」。1日中働いてもわずかな額にしかならず、到底生きていけなかった辛い思い出から「マッチを見るのも嫌」と告白するが、話をしながらその顔には柔らかな微笑みが浮かんでいた。りんから「でも、今、笑ってた…」とツッコまれた直美は、「前に、マッチは、火がつく魔法だっていってる人がいて…。変な人って思っただけ」と語り、マッチに静かに火を灯した。

りんはまた仕事で看護に出ることになった。娘の環(英梨)から「小春日和」という言葉について聞かれ、読み方と意味を教える。そんな母を環は「シマケンさんみたい」と言った。りんが「え、そうかな?」と返すと、環は「最近来ないの」とさびしそうにした。

シマケンは悶々としながら部屋で「とんび」を飛ばしていた。

その頃、直美は、吾郎からのプロポーズと、「すみません」と言ってしまったことを思い出していた。

朝ドラ「風、薫る」とは?

大関和と鈴木雅という実在した2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフにした朝ドラ。激動の明治時代、まったく違う境遇に生まれ、それぞれ生きづらさを感じていた2人の女性が、未開の看護の道を切り開いていく姿を描く。「あなたのことはそれほど」「病室で念仏を唱えないでください」「くるり~誰が私と恋をした?~」などの連ドラで知られる吉澤智子さんが脚本を書き、Mrs. GREEN APPLEが主題歌「風と町」を歌う。

配信元: iza!

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