NHKのドキュメンタリー番組「100カメ」が8月11日、東海道新幹線を特集して放送され、大混雑の東京駅で多忙を極める駅員たちの現場に密着した。番組内で乗客から「自由席だったら切符買わなくても乗れますか」という驚きの問い合わせが寄せられるシーンが大きな反響を呼ぶなか、現在はお盆や年末年始などの最繁忙期に限って実施されている「のぞみ」の全席指定席運行について、現場の混乱防止や運行円滑化を目的に「通年で復活させるのではないか」という見方すらSNS上で出始めている。
「自由席なら切符なしで乗れる?」100カメが捉えた現場のリアル
100台の固定カメラで人々の生態を観察する同番組。オードリーのふたりがMCを務めるなか、今回の舞台となったのは日本が誇る高速鉄道「東海道新幹線」の舞台裏だ。深夜の線路整備や超多忙な窓口業務など、現場を支える社員たちの神ワザ接客が紹介される一方、改札口で繰り広げられた乗客とのやり取りが視聴者に強いインパクトを与えた。
改札口で駅員に対して発せられた「自由席だったら切符買わなくても乗れたりします?」という問いかけ。これに対し、駅員が即座に凛とした対応で捌く姿が放送されると、SNS上では一気に感情が爆発した。
「NHKの100カメって番組で東海道新幹線の特集組んでて、そこに出てくる駅員のお姉さんがめちゃしごできだったんだけど、客が自由席って切符無しで乗れますか的な質問してるの秒で答えて捌いてるの見てとても良かった てかそんなこと駅員に聞くな」
「100カメ 自由席は切符買わずに乗れると思ってる奴がこの世に存在してるのを知って信じられないものを見る顔になっちゃったよ」
「昨日の100カメ、道徳の授業で見せたらいいと思う… めちゃくちゃ大変だよ駅員さんは…」
「自分は絶対にそんな常識外れの質問はしない」という“良識”や呆れとともに、理不尽な現場で踏ん張る駅員への絶大な共感が広がった瞬間であった。
「常識外れ」か「制度の複雑さ」か?SNSで深まる考察
一方で、この「切符不要」という一見すると耳を疑う質問について、鉄道利用の制度的な複雑さが原因ではないかという冷静な分析も出ている。
実はJR東日本が提供する「タッチでGo!新幹線」のようなサービスでは、あらかじめICカードを登録しておけば、事前の予約や紙の切符を発券することなく改札機にSuica等をタッチするだけで自由席に乗車できる。このため「切符(紙の券)を買わなくても乗れるか」という意味で質問したのではないかという見方だ。
「100カメの切符なしで新幹線自由席乗れるかってやつ、東日本だとできるんだよなぁ。タッチでGOだっけ?阿佐ヶ谷姉妹がCMやってたやつ。事前にSuicaの設定してる必要あるし、区間決まってるけど。もちろん新幹線料金は引かれる。自由席よりちょっと安かったはず。高崎行く時によく使ってる」
事業者ごとに利用ルールやICサービスの仕様が異なることが、普段新幹線に乗り慣れていない利用者の混乱を招いている側面も否定できない。

