東京ディズニーランド(千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドは8月13日、2027年春からスタートする園内にあるエリアの一つ「トゥモローランド」の刷新計画において、新たなアトラクションなどの名称を決定したと発表した。総投資額約1,000億円を投じる今回のプロジェクトでは、ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』をテーマにした世界初のアトラクション「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」が2027年春にオープンするほか、全面的に生まれ変わる新スペース・マウンテンの名称が「スペース・マウンテン・アースライズ」に決定。中心となる広場「トゥモローランド・プラザ」とともに、エリア全体の中心部が大きく変貌を遂げることとなる。
総投資額1,000億円がもたらすファンの熱狂
1,000億円という巨額の投資が生み出すスケール感は、発表直後からSNS上を激しく揺らしている。1983年の開園当時から進化を続けてきたトゥモローランドが、これまでの「改修」という枠組みを遥かに超え、完全に「再誕」しようとしているからだ。
ガイド本の編集協力を担当し、TBSテレビのバラエティ番組「マツコの知らない世界」で熱弁を振るうなどディズニーフリークとして知られる俳優の風間俊介は発表直後にXを更新。「東京ディズニーランドが描く、新しい未来。テンション上がりますね。時間と共に未来が古くなるレトロフューチャーも素敵だけど、トゥモローランドが新しくなると『何度でも未来は書き直せる』ってメッセージのようでワクワクします」とつづり、新たなトゥモローランドへの期待感を示した。
その他にも、今回の発表に対して、Xには本能的な興奮を隠しきれない声があふれ返っている。
「総投資額1,000億円って数字だけでも本気度がすごい…!新スペース・マウンテンだけじゃなく、世界初の『シュガー・ラッシュ』アトラクション、新ショップ、フード店舗、新広場まで一気に刷新って、もう“改修”というよりトゥモローランド再誕レベル 2027年、入った瞬間から景色が別世界になってそうで楽しみすぎる」
ファンの中には「2027年まで生き延びる目標できた」とまで口にするファンが現れるほどの過熱ぶりを見せている。
一方で、長年親しまれてきた施設との別れに対して、複雑な思いや懸念を抱く層がいるのも紛れもない事実だ。2024年10月に幕を下ろした「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」の跡地に新アトラクションが建設されることについて、以下のような冷静なツッコミも飛んだ。
「シュガーラッシュは好きな映画だけど、まだ新作が出続けてるトイストーリーのアトラクションをやめて、最近あまり話題になってないシュガーラッシュにするのは、どんな経営判断なんだろう…。でも期待はしてるよ」
「国内におけるシュガーラッシュの需要ってそこまであるのかな…と私は思う。勿論人気なんだろうけど、超人気作のトイ・ストーリー、その中でも大人気のバズ・ライトイヤーのアトラクションを潰してまでシュガーラッシュを新しく作るのは、私にはちょっと理解できない」
大人気コンテンツである『トイ・ストーリー』の枠を置き換えてまで、なぜ『シュガー・ラッシュ』が選ばれたのか。その答えは、アトラクションが提供する「未知の体験価値」の中に隠されている。
世界初登場「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」
「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」は、同映画をテーマとしたアトラクションとして世界で初めて東京ディズニーリゾートに導入される。
新しくアトラクションになる映画『シュガー・ラッシュ』は、閉店後のゲームセンターで動き出すゲームキャラクターたちの裏側を描いた2012年公開のファンタジー・アドベンチャー。長年演じてきた悪役に嫌気がさしたラルフが、お菓子の国のレースゲーム「シュガー・ラッシュ」で仲間はずれの少女ヴァネロペと出会い、友情を深めながら世界の危機に立ち向かう。18年には続編『シュガー・ラッシュ:オンライン』も公開され、ふたりがインターネットの世界に飛び込む壮大な冒険が描かれた。
アトラクションでは、キャンディ大王が作り出した不具合「シュガーバグ」によって破壊されそうなお菓子の国のレース・ゲーム“シュガー・ラッシュ”の世界を救うため、来園客はゲームの世界に入り込む。ラルフやヴァネロペと力を合わせ、シュガーバグをグミやカップケーキといった元のかわいい姿に戻していく体験型ライドだ。東京ディズニーリゾートで初導入となる新たな技術が使われており、これまでにないインタラクティブなゲーム体験を楽しむことができるという。
さらに、アトラクションに隣接して関連グッズを扱う商品店舗「ピクセル・プリズム」や、近くにはポップコーンスタンド「ポッピングステーション」が誕生する。なお、この店舗のオープンに伴い、これまで親しまれていたポップコーンワゴン「ポッピングポッド」は2024年11月1日をもって閉店した。

