ファンが求めたのは「一生に一度の数秒間」だった 小森隼のサイン会謝罪に見る「すれ違い」

ファンが求めたのは「一生に一度の数秒間」だった 小森隼のサイン会謝罪に見る「すれ違い」

ファンが本当に求めているものとは?

また、小森の抱え込みすぎを心配しつつも、大切なポイントを優しく伝えようとする声もあった。

「私も投稿見ました 隼くん大丈夫かな?考えすぎちゃってるんじゃないかと心配です ただ一つだけ。サイン会って当たる確率はすごく低いです。貴重な短い時間なので、やっぱりサインを書いている時間はその人との時間なんですサインがテキトーとかではなく向かい合ってくれるだけで嬉しいと思います」

「サインの形じゃないと思います。ちゃんと隼くんと向かい合って、その人の為に書いてくれたものならなんだって嬉しいです。なんだかいい加減な態度を取られてしまったな、とその人が感じたことがよくなかったのかなー」

リアルの対面イベントにおいて、ファンは相応の費用と時間をかけたうえで、さらに抽選というハードルを越えて参加している。アーティスト側にとっては仮に日常的な仕事の一部であったとしても、ファン側にとっては二度とない貴重な時間であるはずだ。だからこそ、ちょっと他の人と話しながらサインを書かれたりすると、悲しい気持ちになってしまうのだろう。

ファンにとって直筆サイン会とは、単に文字をもらう場ではなく「推しと自分だけの数秒間」を共有する儀式にほかならない。どれだけ不器用なサインであっても、自分のためだけに目線を合わせ、書いてくれたものであれば宝物になる。今回のすれ違いは、アーティスト側が抱く「サインという成果物のクオリティ」への苦悩と、ファン側が求める「一瞬の向き合い」という感情の温度差が引き起こした、切ない摩擦だったと言えるのかもしれない。

配信元: iza!

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