●検察官「いつまで経っても、お空に行けないよ」
検察官は、穏やかな口調で問いかけた。
検察官:ユウナちゃんの立場なら、冷凍庫に入れられ、食料品などと一緒にされたらどう思うだろう?
被告人:お母さんやめてよ、ってなると思います。
検察官:いつまで経っても、ユウナちゃんお空に行けないよ。
被告人:その通りです。
検察官:なんで死者を弔う法律があると思いますか?
被告人:…天国に行かせてあげないと…。
検察官:生きてきた方の尊厳を守らないといけないんです。送り届けないといけないんです。
被告人:…。
検察官:ユウナちゃんにできていましたか?なにかユウナちゃんに言いたいことはありますか?
被告人:ごめんね…ごめんなさい…。
被告人は必死に言葉を絞り出して謝罪の言葉を続けた。
●中学生で大麻、19歳で覚醒剤
もう一つ、裁判で浮かび上がったのが、被告人と違法薬物との長年にわたる関係だった。
被告人に前科はない。しかし、中学生のころに大麻を使い始め、その後脱法ハーブに手を出し、19歳のときには覚醒剤を使用したという。
風俗店で働いていた際に客と一緒に使ったり、市販の風邪薬を大量に摂取する習慣をやめる代わりに覚醒剤を使ったりするなど、逮捕されたころには1日1回のペースで使用していた。
周囲の人間関係にも、薬物が入り込んでいた。
違法薬物を常用する人物2人が自宅に居座ったことがあったほか、「覚醒剤使用者専門の風俗店に売る」といった脅しを受けたこともあったという。
被告人自身も、薬物への依存が深刻であることを自覚している。今後は治療を受けながら、知人がいない地方への移住も検討していると話した。

