坂上パティシェが注力した「セレナ」と「カメ吉」

メニュー開発の中でも、坂上パティシェが特に奮闘したのが、ジュゴンの「セレナ」とアオウミガメの「カメ吉」のスイーツです。
「セレナ」はミルク寒天、仲良しの「カメ吉」はミルクコーヒー寒天で表現。尾びれや甲羅の模様はもちろん、「セレナ」が食事をした際に水中へ広がる海草まで、ディルを使って再現されています。甘酸っぱいレモンムースに、ビターで爽やかなカルダモンゼリー、シャインマスカットが重なり、かわいらしさの中に季節感も添えられていました。
海の恵みも味わえるセイボリー

「ジュゴン『セレナ』のふんわりジュゴンバーガー」は、サーモンフライ、アボカド、トマトをサンド。はみ出したレタスで食事中の姿を表し、帆立貝のムースで作ったヒレも添えられています。
ダイオウグソクムシは、手長エビとスモークサーモンを春巻きの皮で包み、愛嬌たっぷりに表現されています。パリッとした皮と海老、サーモンのうまみが広がります。竹炭で深海を表したほうれん草と蟹のキッシュも、濃厚で奥行きのある味わいでした。
「スナメリのカリフラワームース 海藻サラダのゼリー仕立て」は、青いジュレの中をスナメリが泳ぐ鮮やかな姿を表現。貝と魚の出汁にトマトコンソメを合わせたジュレには、三重県産の鯛や海藻、あおさが入り、鳥羽の海の恵みを感じられます。
約25種類のドリンクを好きなだけ

ドリンクは、オリジナルブレンドティーやロンネフェルトティー、コーヒー、コールドプレスジュースなど約25種類が飲み放題。なかでも試してほしいのが、eu(ゆう)オリジナルアレンジティー「プリンセス・シャリマティー」です。
ロンネフェルトの「ダージリンサマーゴールド」に大輪のオレンジと、ジュエリーに見立てた氷砂糖を浮かべ、ローズをちりばめた華やかな1杯。紅茶を注ぐと、オレンジとバラの優雅な香りがふわりと広がります。ほんのりとした甘さにも癒やされ、鳥羽水族館の世界を巡る午後を贅沢に締めくくれました。
かわいい生き物たちにぜひ癒されて

数か月にわたり、鳥羽水族館との打ち合わせを重ね、シェフみずから現地で生き物を観察して作り上げたアフタヌーンティーに、深い情熱と愛情を感じました。
細部まで正確に表現された姿を見て、味わい、個性を知るたび、まるで水族館を巡っているような気分を楽しめました。鳥羽水族館ファンはもちろん、海の生き物たちに癒やされたい人も、次のお休みに訪れてみて。
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