YouTubeが24日から、動画の「視聴回数」の数え方を変更する。これまで一定の視聴時間を満たした場合にカウントされていた視聴回数を、今後は動画の再生が始まった瞬間から「1回」とカウントする方式に変更。これにより、表示される再生回数は従来より増えやすくなる見込みだ。
「再生した瞬間」から1カウントに
YouTubeは18日、公式サポートページで、24日からショート動画、長尺動画、ライブ配信を含むすべての動画フォーマットで、動画の「再生開始回数」をカウントすると発表した。
これまでは、動画が再生されたとしても、一定の視聴時間に達するまで視聴回数としてカウントされない仕組みだった。2025年3月には、先行してショート動画のカウント方法が変更され、再生またはリプレイが始まった時点でカウントされるようになっていた。今回の変更では、この方式を長尺動画やライブ配信にも広げ、動画の種類を問わず統一する。
YouTubeは今回の変更について、クリエイターの「実際の露出」を反映しやすくするものだと説明。また、再生回数をTikTokやInstagramといったほかの動画サービスと比較しやすくし、広告主やスポンサーに対して、どれだけ多くの人に動画を見てもらっているのかをアピールしやすくする狙いもあるようだ。
「釣りサムネ増えそう」と懸念続出
だが一般のユーザーにとって気になるのは、「再生回数が今までより簡単に増えるようになるのでは?」という点だろう。実際、Xでは今回の変更をめぐって、再生数を稼ぐためのいわゆる「クリックベイト」が増えるのではないかと懸念する声が目立つ。
「終わった サムネイル釣りみたいなの増えそう」
「釣りサムネが更に増えるとか地獄やん」
「余計に再生数字狙いのサムネ詐欺が増えそう」
さらに「見かけの再生数は増加するだろうけど、釣りサムネやAI生成の雑動画が横行しそう」と、AI生成コンテンツの増加を懸念する声もある。
再生を開始しただけで数字が増えるのであれば、「とりあえずクリックさせる」ことの価値がこれまで以上に高まる可能性がある。こうした点から、動画の中身よりもタイトルやサムネイルでクリックを誘うコンテンツが増えるのではないか、というわけだ。

