要介護2で受けられるサービスとは?在宅介護から施設費用まで解説

要介護2で受けられるサービスとは?在宅介護から施設費用まで解説

要介護2の方は、立ち上がりや移動、排泄や入浴などに助けが必要な場面が増え、在宅サービスや施設、福祉用具、住宅改修などが必要となることがあります。サービスの概要や選び方を解説します。

小田村 悠希

監修社会福祉士:
小田村 悠希(社会福祉士)

・資格:社会福祉士、研修認定精神保健福祉士、介護福祉士、福祉住環境コーディネーター2級
・経歴:博士(保健福祉学)
これまで知的障がい者グループホームや住宅型有料老人ホーム、精神科病院での実務に携わる。現在は障がい者支援施設での直接支援業務に従事している。

要介護2とはどのような状態か

要介護2とはどのような状態か
要介護2の状態の目安や、要介護1や要介護3との違いを把握しておくと、必要な支援の程度や今後の暮らし方を具体的にイメージしやすくなり、介護サービスの選択にも役立ちます。

要介護2の状態の目安

要介護2は、公的介護保険制度の要介護度の一つで、日常生活動作に部分的な介護を要する状態です。要介護1でみられる手段的日常生活動作の低下に加えて、起き上がりや立ち上がりなどの基本的な動作にも介護が必要です。身体の状態の目安として、立ち上がりや歩行を自力で行うことが難しく、排泄や入浴の場面で一部または全介助を必要とします。

これらの心身の状態や生活上の困難さに関して、市町村が実施する認定調査と一次判定の結果などを用いて審査が行われ、要介護2に該当するかどうかが決定されます。

要介護1や要介護3との違い

要介護2は、要介護1と要介護3の中間に位置づけられ、必要となる介護の量と範囲が段階的に広がる区分です。

要介護1は、立ち上がりや歩行がやや不安定で、日常生活はおおむね自立しているものの、排泄や入浴などに一部の介助が必要な状態です。

要介護2は、これに加えて日常生活動作そのものにも部分的な介護が必要な状態です。立ち上がりや歩行が自力では難しく、排泄や入浴に一部から全介助を要する場面が増えます。

さらに進んだ要介護3は、日常生活動作と手段的日常生活動作の両方が著しく低下し、立ち上がりや歩行が自力ではできず、排泄や入浴、衣服の着脱などにも全面的な介護が必要な状態で、ほぼ全面的な介護が必要な区分です。

要介護2で受けられる在宅サービス

要介護2で受けられる在宅サービス
要介護2に認定されると利用できる訪問介護や訪問看護、通いのサービス、短期入所などのサービスを解説します。

訪問介護や訪問看護

要介護2の方は、自宅での生活を支えるために訪問介護と訪問看護を介護保険で利用できます。

訪問介護は、訪問介護員が自宅を訪問し、食事や排泄、入浴などの介護(身体介護)や、掃除や洗濯、買い物、調理など日常生活に必要な支援(生活援助)を行うサービスです。

訪問看護は、看護師などが自宅を訪問し、病状の観察、療養上の世話、主治医の指示に基づく医療的ケアなどを行うサービスで、慢性疾患や医療依存度が高い方の在宅療養を支えます。

これらのサービスは、ケアマネジャーが作成するケアプランに沿って回数や内容を調整しながら利用します。

デイサービスやデイケア

デイサービス(通所介護)は、要介護認定を受けた方を対象とします。日中施設に通い、食事や入浴、排泄などの日常生活上の介護、機能訓練、健康チェック、レクリエーションなどのサービスを日帰りで受けられます。自宅から施設への送迎も含めて提供され、心身機能の維持や社会的な交流、家族の介護負担の軽減につながります。

デイケア(通所リハビリテーション)は、要支援1・2または要介護1〜5の認定を受けた方を対象とします。介護老人保健施設や病院などで行う通所サービスで、理学療法や作業療法などのリハビリテーションを中心に、心身機能の維持回復と日常生活動作の向上を目指します。

ショートステイなどの短期入所

ショートステイ(短期入所療養介護)は、自宅で暮らす要介護や要支援の方が、短期間だけ介護施設などに宿泊して介護や支援を受けるサービスです。

自宅で暮らす方が特別養護老人ホームなどの施設に数日から数週間程度入所し、食事や排泄、入浴などの日常生活の介護や機能訓練、レクリエーションなどの支援を受けます。介護者である家族の病気や冠婚葬祭、出張などで一時的に在宅介護が続けにくいときや、家族の心身の負担を調整したいときに利用できます。利用者自身にとっても環境を変えながら心身の状態を整える機会です。

医療的な管理やリハビリテーションを重視した医療型の短期入所療養介護もあり、看護や医学的管理のもとで介護や機能訓練を受けられます。

利用日数には上限があり、同一施設での連続利用は原則30日までとされているため、在宅サービスと組み合わせながらケアマネジャーと日程や頻度を調整します。

配信元: Medical DOC

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