高校生の7割超が視力1.0未満―小児の近視から働き盛りの老視まで、世代ごとの目の課題にどう向き合うか

高校生の7割超が視力1.0未満―小児の近視から働き盛りの老視まで、世代ごとの目の課題にどう向き合うか

質疑応答―世代をつなぐアイケアと安全な装用のために

質疑応答では、中高年の近視と老視の調整をめぐる課題、そしてコンタクトレンズの適正使用について質問があり、若林氏はそれぞれ以下のように回答しました。

Q:中高年の近視と老視の調整について、最新の動向と御社の取り組みを教えてください

若林氏:
まず、遠近両用という選択肢があると知ってもらうことが出発点です。画面を見る仕事が増え、40代から手元の見えづらさを訴える人が増えています。恥ずかしいことではなく、負担のかかっている目を見やすくするためのアプローチだと伝えていきます。

二つ目はフィッティングの課題です。遠近両用は合わせに時間がかかり、それまでとの見え方の違いに違和感を覚える例もあります。ある眼科医からは、スポーツをするときは近距離より中距離と遠距離を優先して合わせると満足度が高いと聞きました。生活スタイルに沿った提案ができるよう、販売店への教育を強めます。

三つ目は製品です。海外には乱視用と遠近両用を兼ねたレンズもあり、将来的な国内導入も検討の余地があると考えています。

Q:処方箋なしでの継続使用など“適正使用に関する課題”についてどう考えますか

若林氏:
眼科医による検査と処方に基づく適切な装用が前提だと考えています。屈折検査を含む診察を受け、装用に適した目の状態かを確認したうえで度数の処方を受けることが、高度管理医療機器であるコンタクトレンズを使ううえでの基本になります。近視進行抑制用レンズについては、前述のように眼科専門医が在籍する施設のみを認定施設としています。

継続使用のなかで定期的な検診が入らない状態には課題があると考えています。長く使ううちに度数が合わなくなることや、衛生面の問題が生じることもあります。眼科に定期的に戻る習慣づけの重要性を、さまざまなチャネルで啓発していきます。

*本稿には特定の治療法についての記述がありますが、情報提供のみを目的としたものであり、医療上の助言や受療促進などを目的とするものではありません。

配信元: Medical DOC

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