KDDIは8月19日、子会社のmenuが運営する料理宅配サービス「menu」を同年9月30日で終了し、会社を解散・清算すると発表した。「フードデリバリー市場を取り巻く競争環境の変化や今後の事業見通しを総合的に検討した結果」としており、KDDIがレアゾン・ホールディングスの保有株式を取得して完全子会社化した上で手続きを進める。激化する市場淘汰を受けた決断だが、SNS上では今年2月に同業の「Wolt」が日本撤退を決めた際、menu公式Xが投稿した「縦読み感謝ポスト」が、自社の終了発表に合わせて「特大ブーメラン」「セルフ確定演出」として再び大きな注目を集めている。
「お疲れ様でした」縦読みに「確定演出w」
事の発端は、フィンランド発のデリバリーサービス「Wolt」が日本からの撤退を発表した2026年2月25日にさかのぼる。当時、menu公式Xは競合の撤退に際し、「おなかが空いて、疲れたとき、様々な選択肢をくれた存在。であいにありがとう。しっかりお腹を満たして、たくさんの夜を支えてくれた。」というメッセージを投稿した。
一見すると同業者への温かい労いの言葉に見えたが、文章の頭文字を縦に読むと「お疲れ様でした」と読める仕掛けが施されていた。当時からユーザーや配達員の間では
「微妙に縦読みアレやし縁起悪いの草」
「なにこの確定演出www 確変確定プレミア鉄板スーパーリーチみたいw 縦読みの『お疲れ様でした』は自分に言ってるってことでおK?」
といったツッコミが相次いでいた。
「次はmenuか」その言葉は予言かブーメランか
当時、すでにWolt撤退の波及効果を察知していたSNSユーザーからは「次はお前だろ」や「同じ縦読みならバーキンみたいに煽ってくれよ。そもそも明日はわが身だろ」といった声が上がっていた。公式によるギミックを面白がる一方で、業界の淘汰圧力がmenuにも迫っていることを多くの人が予感していたのかもしれない。
そして8月19日、menuのサービス終了が正式に発表されると、Xでは半年前の投稿に再びアクセスが集中。
「もしかしたらこの時からフラグは立ってたのかもしれない 」
「これは予言だったのか」
「Wolt撤退時の引用ツイートに対して次はmenuだろって総ツッコミされてたけどその通りになっちゃったな」
といった驚きと納得の声が殺到。「特大ブーメラン」として拡散される事態となった。
現場で活躍してきた配達員たちからも、過去の投稿を引き合いに出しながら「お疲様でした」や「一時期は赤オーダーの他社ダブルでたくさん稼がせていただきました 」と、実績への感謝を込めつつ淡々と別れを告げる投稿が相次いだ。一方で、
「ウォルトの時は少し試しかったけど、メニュー何の思いもない まぁ、赤帯でおいしい案件もらってるから、感謝ぐらいはしなきゃいけないよねでも、なんかいまいち湧いてこないw」
「そして君も星のように散っていくんだね」
といった、激しい生存競争の中で冷静に事態を受け止めるリアルな声も目立った。

