朝ドラ「風、薫る」“直美”上坂樹里【インタビュー】軍人の役づくりに励む甲斐翔真に「誠実でピュアで、どこか放っておけない吾郎さんに通じるものを感じた」

朝ドラ「風、薫る」“直美”上坂樹里【インタビュー】軍人の役づくりに励む甲斐翔真に「誠実でピュアで、どこか放っておけない吾郎さんに通じるものを感じた」

見上愛との関係

――見上さんとは放送前の取材の際にも息ぴったりでしたが、さらに撮影を重ねてより絆が深まったと感じる部分はありますか?

「一緒にいると本当に居心地が良すぎて、同じ空間にいることが当たり前で。前室にはいつも、りんと直美の席を2つ並べて作っていただいているんですが、どちらかが早く撮影を終えたり1日だけいなかったりする時は1つ片付けられていて、その時に急に寂しくなります」

――共演前と現在で見上さんの印象が変わったところはありますか?

「最初の頃からとてもしっかりされていて、周りのことよく見て現場を引っ張ってくださっているという印象は変わりませんが、意外とお茶目だったり、実は怖がりだったことが最近わかって、そういう意外な一面を知ることができるのがうれしいです」

結婚・妊娠そして看護

――結婚式の場面と、吉江先生再登場の感想を

「結婚式のシーンは久しぶりに看護学校のみんなと会えて、同窓会のような雰囲気のなかですごく楽しい撮影でした。原田さんが『直美、吾郎さんと結婚するんでしょう、行きたかったな』って言ってくださって。そのあと、『結婚式行けるようになったよ』と。私も吉江先生には来ていただきたかったので、とてもうれしかったです」

――第106回(8月24日放送)で妊娠したことがわかりました。初めての妊婦役の役づくりや、演じて感じたことをお聞かせください

「母に妊娠した時の経験を聞いたうえで、実際にお腹を大きくするために衣装の中に詰め物を入れてみると、足元が見えなかったり、座り立ちが簡単にはできなくなったり、普通に歩くのも難しいということがよくわかりました。普段使わない神経を使って、お芝居以外の部分で苦戦することが多かったんですが、自然に手がおなかに行くようになったり、話してる時におなかに視線が向いたりする動作が不思議と増えてきて、初めての感覚でびっくりしました」

――ドラマ後半には、実母との別れ、結婚、妊娠といった直美にとってプライベートでの大きな出来事がたくさんありました。ご自身で経験がないことを演じていくにあたって、どんなことを感じましたか?

「実年齢より上の役を演じたのは今回が初めてでした。第1週の時点ではほぼ同世代だった直美が、週を重ねるにつれて年上になっていくのと一緒に、自分自身も成長したいと思っていました。でも、結婚、妊娠というのは未知の世界で、自分がちゃんと母親として映るのだろうかという不安が大きかったです。そんななかで、吾郎さんに気持ちを伝えて結婚し、第21週の台本に記された役名が『大家直美』から『小川直美』に変わっていたのを見て、吾郎さんと家族になるというのはこういうことなんだと、初めて実感しましたし。大きくなるお腹を自分の体で感じて、実際に赤ちゃんを抱っこした時の今まで感じたことのない幸せな気持ちや、赤ちゃんを思う気持ちを直美と同じように感じることができました。ここまで直美と一緒に人生を歩んできたことが実を結んだと思っています」

――直美として生きてきた時間は上坂さんにとってどんな時間でしたか?

「1年間の中で大家直美の人生を背負わせていただいて、違う人の人生を生きた証を自分の体が一番感じています。演じる以上のものを、直美という役からいただけたなという感覚です」

――この作品を通して、看護に対するイメージが変化した部分はありますか?

「医療的なことだけではなく、患者さんと触れ合うなかでの観察する力、寄り添う力、人と人との関わりがとても大切だということです。また、直美が派出看護を始めるにあたっても、世間に受け入れてもらえるまでに時間がかかったり、当時の看護に対してのイメージは現代とこんなにも違うんだという点に驚きました」

――「看護とは何か」という問いに対して、今の上坂さんならどう答えますか?

「撮影に指導で来てくださっている看護の先生方が、長い経験があっても初心に戻って『看護とは何か』を考える時があるとおっしゃっていたので、本当に答えがないものなんだなと思います」

配信元: iza!

提供元

プロフィール画像

iza!

ネットで話題のネタや旬なニュースがサクッとわかるサイト 産経デジタル独自の原稿を掲載しながら、産経ニュース、サンスポ、zakzakなどさまざまな媒体のニュースを掲載。気になるニュースや話題がサクッとわかるサイトです。