C1|むし歯がエナメル質まで進行した段階

CO段階から進行してしまい、歯に穴が開き始めてしまった状態が、C1と呼ばれる段階です。C1は歯のなかでも特に表面側にあるエナメル質と呼ばれる組織に感染が広がっている段階で、エナメル質のむし歯とも呼ばれます。
C1段階の症状
エナメル質は歯の表面を覆うとても硬い層で、この部分には神経が通っていません。そのため、C1段階のむし歯では痛みを感じる可能性が低く、自覚症状としては歯に穴が開くことによって食べ物が挟まりやすくなるといった程度の場合がほとんどです。むし歯の部分が黒色や茶色に見えることもあります。
歯に穴が開いているため、歯ブラシがひっかかるなどの違和感で気が付く場合もありますが、むし歯が生じやすい歯間などの部位にできた場合はこうした変化も感じにくいので、CO段階と同様に歯科医院を受診して初めて気が付くというケースも多いでしょう。
C1段階の治療法
C1段階までむし歯が進行した場合は、歯を削る治療が必要になります。感染歯質を丁寧に取り除くことでむし歯の進行を食い止め、コンポジットレジンと呼ばれる素材などで削った部分を埋めることで、歯の機能を整えます。
なお、C1のように早い段階であれば、レーザーなどによる負担を感じにくい治療で対応できる可能性もあります。
C2|むし歯が象牙質まで進行した段階

C1からさらに進行し、むし歯の感染が象牙質と呼ばれる層に達すると、C2と呼ばれる段階になります。象牙質はエナメル質よりもやわらかい組織であるため、ここまで到達するとむし歯の進行が早くなっていきます。
C2段階の症状
象牙質には細管とよばれる無数の管があり、その管を通じて歯髄と呼ばれる歯の神経に刺激が伝わりやすいという特徴があります。そのため、C2段階までむし歯が進行していると、冷たいものをお口に含んだ際などにしみるような痛みを感じる場合があります。
歯の穴が広がって目視で確認しやすくなるのもこの段階で、はっきりと歯が黒や茶色に変色するなどの変化が生じることもあります。
C2段階の治療法
C2段階の場合も、歯を削って感染歯質を丁寧に取り除く治療が基本です。C1よりも大きく削る必要があるため、歯を削った後にはコンポジットレジン充填のような簡易的な処置ではなく、インレーなどによる治療が必要になる可能性が高いでしょう。

