風、薫る【8/26第108回】吾郎(甲斐翔真)「子供の名前を準備しておきたい」に直美(上坂樹里)返す「言葉」

風、薫る【8/26第108回】吾郎(甲斐翔真)「子供の名前を準備しておきたい」に直美(上坂樹里)返す「言葉」

朝ドラ「風、薫る」第107回【振り返り】

第107回では、広島の陸軍予備病院で看護婦への偏見に苦しむ多江を救うため、捨松が立ち上がった。自身も継娘の看病をめぐって心ない批判を受けてきた捨松は、傷病兵に拒まれながらも懸命に看護を続ける多江たちに、自らの苦しみを重ねる。陸軍大臣・大山巌(高嶋政宏)の妻という立場を持つ捨松が、1人の看護婦として患者たちと向き合うことで、現場の空気は大きく変化していく。一方、妊娠初期の直美は突然体調を崩し、出征を控える吾郎との間に、生まれてくる子供をめぐる新たな問題も浮かび上がった。看護婦として、それぞれの立場で偏見や困難に向き合う女性たちの姿と、戦争を前にした小川夫妻の不安が描かれた。

【以下、ネタバレ】

捨松は、労咳にかかった継娘を隔離して看病していることで「まま子いじめ」と心ない批判を浴び、傷ついていた。同じく広島の陸軍予備病院で働く多江が、患者である軍人たちに理解されず、新聞に不適切な関係を疑う記事を書かれて苦しんでいると知った捨松は、深く共感する。直美とりんから多江の窮状を伝えられた捨松は思案の末、多江がいる広島の陸軍予備病院を慰問することを決める。

その頃、東京の小川家では、妊娠初期の直美が、夜遅く帰宅した吾郎の軍服のボタンを付けていた。「軍曹殿のボタンが取れてたら締まらないでしょ」と笑う直美に、小川は「戦地に行ったら自分でやるさ」と、出征の影をにじませる。

捨松は多江が働く病院で、患者たちが看護婦を拒絶し、多江たちが十分な看護をできずにいる現場を目の当たりにする。翌日、お忍びで病院を再訪した捨松は、自ら毛布を抱えて患者のもとへ向かった。高圧的な態度を取る傷病兵たちの視線を受けながら、捨松は脈を取り、毅然とした声で軍人たちに語りかける。

「私は大山の妻ですが、今日は看護婦としてきました。看護婦は患者を目で見て、手で触れ…話をして、患者の体調を観察することが大切なんです。無駄話ではありません。看護婦の仕事を妨げることは、お国のため、傷を負った将兵の命を軽んじること、ひいてはこの国の国力そのものを落とすことになると、どうか心得てください。軍人は名誉を重んずると聞きます。どうか昼夜の別なく、患者のために手を動かし、額に汗して働く看護婦たちの名誉も尊重してください」

院内の空気は一変し、多江から感謝を述べられた捨松は、「私は、ここで闘うあなたを尊敬します」と温かな眼差しを向けた。

後日、恵風看護婦会に多江からの手紙が届く。そこには、軍人たちのために奮闘する看護婦が記事になったなどと綴られていた。吉報に沸く事務所だったが、安堵した直美が突然、激しい立ち眩みに襲われ、その場にしゃがみ込んでしまう。

直美の身を案じて小川家に来たりんは、横になった直美を優しく介抱する。一足遅れて帰宅した吾郎は、帰ろうとするりんを呼び止め、娘である環(山田詩子)の名前の由来について尋ねた。りんが、人の輪をつなげるという意味を込めて「環」と名付けたと教えると、吾郎は男の子なら「章太郎」「栄一」、女の子なら「トミ」「ハル」などを候補として考えていると明かした。りんと吾郎は、直美が名前を大事にしていることを理解しており、吾郎はなかなか切り出せずにいた。

朝ドラ「風、薫る」とは?

大関和と鈴木雅という実在した2人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフにした朝ドラ。激動の明治時代、まったく違う境遇に生まれ、それぞれ生きづらさを感じていた2人の女性が、未開の看護の道を切り開いていく姿を描く。「あなたのことはそれほど」「病室で念仏を唱えないでください」「くるり~誰が私と恋をした?~」などの連ドラで知られる吉澤智子さんが脚本を書き、Mrs. GREEN APPLEが主題歌「風と町」を歌う。

配信元: iza!

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