妊婦さんの真夏の過ごし方【前編】 〜上手な水分補給で、熱中症予防〜

妊婦さんの真夏の過ごし方【前編】 〜上手な水分補給で、熱中症予防〜

「妊婦さんは熱中症になりやすい」って本当?

今年も暑い季節がやってきました。「妊婦さんは熱中症になりやすい」と耳にしたことはありませんか?妊婦さんにとって、夏は一番つらい季節。妊娠すると、基礎体温が上昇するため、体感温度も上がり、気温以上に暑さを感じるようになります。さらに、新陳代謝もよくなって、とても汗をかきますし、トイレも近くなりますから、妊娠全般を通じて、こまめな水分の補給が重要になってきます。

お出かけにはマイボトルを

水分はなぜ必要?

とくに妊娠初期は、つわりで食事量が減っている人と、逆につねに何かを口にしていないと気持ち悪くなる人とがいます。つわりの症状として代表的なのが吐き気ですが、吐くことを恐れて、水分を控えてしまうと、脱水症状のリスクが高まるだけでなく、かえってつわりの症状がひどくなる可能性があります。とはいえ、一気にたくさんの量をとってしまうと、吐いてしまうことも……。気分がよいときに、少量ずつ水分をとるように心がけましょう。また、妊娠中は便秘になりやすいので、便秘対策としても水分補給は有効です。こまめに水分をとることで、老廃物の排出を促し、むくみや便秘の予防、肌の乾燥予防に役立ちますよ。