●ネガティブな本音には、その先の“目的”があることを意識しよう!
「まず、本音には大きく分けて2種類あります。感謝や愛情表現など“ポジティブな本音”と、相手に改善してほしい、気持ちをわかってほしいなどの“ネガティブな本音”です。多くの人が課題としていることは、“ネガティブな本音を、相手にどう伝えるか?”ということではないでしょうか?」
そう話すのは、夫婦問題カウンセラーの高草木陽光さん。“本音を言う”ということは、相手のことを何も考えずにズバズバ言いたいことを言うことではないという。
●ネガティブな本音は“愛情”が含まれていないと伝わりにくい!
「“自分がしてほしいこと”だったり、“相手に直してほしいこと”だったり、要するに本音が言い合える夫婦というのは、“自分の伝えたいことが相手に伝わる”こと。それを“相手が素直に受け取ってくれる”ことが、大事なポイントになってくるのです」
本音を言いたくなる理由を考えてみると、
・改善してほしいから?
・望みを叶えてほしいから?
・気持ちを伝えたいだけ?
「そこには必ず“目的”があるはずですね。本音が言い合える夫婦というのは、その“目的”が果たせたら、相手にとっても自分にとっても良いことだという意識のもとで言っています。つまり、ネガティブな本音だからこそ、“愛情”がそこに含まれていないと相手に伝わりにくいのです。よくある“本当のことを言っただけなのに、ケンカになってしまった”というようなケースは、“言いっぱなし”や“指摘”になってしまっています。それでは、受け取る側も受け入れづらいですよね?」
