もしかして夫はマザコンなの?特徴をチェックして上手に対処しよう

もしかして夫はマザコンなの?特徴をチェックして上手に対処しよう

なぜ男はマザコンになるの?

世の中の男性全員が必ずマザコンになるわけではありません。マザコンは、幼少期に置かれていた環境や母親とのコミュニケーションに原因が隠れている場合が多いようです。

母親が過保護、過干渉だった

マザコンになる原因としてまず挙げられるのは、母親が過保護に育て過ぎたということです。

幼少期からまるで王子様のように大切にされ、自分の意見はすべて肯定されるような育てられ方をすると、母親の隣が何より居心地よい場所となってしまいます。

また、母親が何をするにもお世話をしていた場合、自分の意思で物事が決められなくなりがちです。母親の愛情を十分すぎるほどに与えられ、母親の言うことさえ聞いていれば何でもうまくいっていたという経験が、マザコンを生み出します。

母親から愛情を十分に得られなかった

過保護な母親が原因でマザコンになる一方、愛情を与えてもらえないがゆえにマザコンになってしまうケースもあります。

例えば、母親が子どもに関心を持っていなかったり、兄弟姉妹にばかり愛情を注ぎ込んでいたりという経験をした男性は、大人になると当時の愛情を取り戻そうとするかのごとく、母親を追い求めるようになるのです。

母親に気に入られるように行動して、母親の愛情を自分に向けさせたいと考えています。

父親がとても厳しかった

父親が厳しかった場合も、マザコンになる可能性が高いようです。つらく当たってくる父親から逃れたい一心で母親を心の拠り所にしていた場合、母親に強い執着を向けるようになります。

父親が厳格である場合のほか、仕事ばかりでなかなか家に帰ってこなかったり、育児に積極的ではなかったりした場合も、マザコンになりやすい環境といえます。

本来父親がやるべき役割も母親が担うようになり、子どもの中で母親の存在感が強く色濃くなるのです。

マザコン夫の対処方法

結婚して一緒に家庭を築く以上、いつまでもマザコンのままでは困ってしまいます。マザコン夫にどのように対処すればいいのか、順を追って解説します。

マザコンだと自覚させる

そもそもマザコン夫は、自分自身をマザコンだと自覚していないケースが多いでしょう。単に「母親とちょっと仲がいいだけ」程度に思っており、なかには自分を「母親思いのいい息子」だと評価していることさえあります。

そのため、まずはマザコン夫に対し、世の一般的な基準と比べて「母親との距離が近すぎる」「妻や子どもの意見より母親を優先しすぎている」という事実を伝えましょう。

男性にとって「マザコン」という響きは抵抗感がある場合がほとんどなので、最初は事実を受け入れにくいかもしれません。

このときすぐに改善を求めるのではなく、何度か根気よく話し合いを重ねて、「母親の意見ではなく、あなたはどう思うの?」と夫の意見を引き出していくのが重要です。

自分も母親と仲良くする

マザコン夫を今すぐ改善するのは困難だと判断する場合は、思い切って妻である自分も義母と仲良くすることを目指してみてはいかがでしょうか。

直接的に夫のマザコンを改善できるわけではないため、根本的な解決方法ではありませんが、義母との関係性がよくなることで妻側のストレスが軽減されます。

とくに過保護タイプの義母は「かわいい息子を嫁に奪われた」と熱を上げ攻撃してくるため、仲良くすることで衝突を回避できるのです。夫からしても、大好きな母親が妻と仲良くしていれば安心するでしょう。

少しずつ自立を促す

マザコン夫の内面を変えるには、根気よく働きかけ、少しずつ自立を促す必要があります。大人になってから性格を変えるには時間がかかるため、長期戦で挑みましょう。

ポイントは夫に、父親としての自覚を芽生えさせ、母親への依存心を薄れさせることです。このとき「あなたがいると頼りになる」「子どもはかっこいいパパが好き」など、夫を立てるセリフを意識して使いましょう。

今まで何でも母親に頼っていた夫が、自分1人で何とかできるようにならなければと奮起することを期待するのです。

とくに、家の購入や転勤による引っ越し、子どもの誕生など、人生における大きな節目では、自立心が芽生えやすいためチャンスを逃さないようにしましょう。