本格的な英語が学べる保育施設「プリスクール」

自治体が管轄する一般的な保育園では学習は行われません。英語教育に力を入れたい人には、本格的な英語が学習できる「プリスクール」がおすすめです。特徴を見ていきましょう。
英語で学び、生活する認可外施設
プリスクールの大きな特徴は、園内の生活を主に英語で行うことです。まるで英語圏の保育園に通っているように、朝の会・保育活動・帰りの会などを含めたコミュニケーションのすべてが英語で行われます。
プリスクールは自治体が管轄する保育園とは違い、ほとんどが認可外の保育施設です。認可外の保育施設と聞くと、不安になる人もいることでしょう。
しかし、認可外といえども、認可保育所に準じた基準で審査を受けているプリスクールがほとんどです。心配であれば、興味があるプリスクールに連絡をして見学してみるとよいでしょう。
英語の専門性が高い保育士が指導
一般の保育園とプリスクールの違いは、保育士の英語力です。もちろん一般の保育園のなかにも、英語が得意な保育士は存在します。ただ、保育士になる上で、高い英語力は求められていません。
一方、園の生活を英語で行うプリスクールでは、子どもの指導を担当する保育士にも日常会話ができる程度の英語力が求められます。海外留学経験のある保育士しか採用しないプリスクールもあるほど、保育士の英語力を重視しているのです。
子どもに英語を学ばせる際の注意点

英語が好きな子どもに育てるためには、親の関わり方も大切です。子どもの語学力を伸ばすために知っておきたい注意点を2つ紹介します。
動画・アプリなどを活用し、楽しめる工夫を
英語が嫌いな子どもにしないポイントは、楽しい学習環境にあります。英語力を高めたいからといって、親が間違いを叱ったり、子どもが望んでいないのに苦手分野を強化したりするのは逆効果です。
幼少期の子どもほど、親の反応が学習意欲を大きく左右します。子どもと一緒に教材を選んだり、動画・アプリを活用したりして、親子ともに楽しく学習することが大切です。
英語の学習教材にこだわる必要はなく、子どもが好きなアニメ映画を英語音声で鑑賞する方法もあります。
日本語の学習も忘れずに
言葉を話し始めたばかりの子どもは、言語を習得する力が高いのも事実です。スポンジが水を吸収するように多くの言語を覚えていく時期なので、英語だけではなく生活のなかで日本語に触れさせることも大切です。
たとえ英語力が優れていても、母国語の日本語を理解していなければコミュニケーションの幅は狭まります。
特にプリスクールに通わせる場合には、自宅の会話は日本語にするのがおすすめです。また、昔から伝わる正月・節分・七夕などの年中行事を通して、日本文化に触れさせることも意識していくとよいでしょう。
