玉ねぎを離乳食に使うのはアリ?

玉ねぎはどんなスーパーでも1年中入手できる、身近な野菜です。玉ねぎは離乳食に使用できるのか、見ていきましょう。
加熱したものなら離乳食初期から利用OK
加熱した玉ねぎは、離乳食を開始する「5~6カ月ごろ」から食べさせることができます。外側の固い部分は取り除き、内側の柔らかい部分を調理して与えましょう。
生の玉ねぎは辛いので、ゆでたり蒸したりと火を通した状態で食べさせます。アレルギーの心配が少ない食材ですが、初めて赤ちゃんに食べさせるときは様子を見ながら少しずつ与えるようにしましょう。
アレンジしやすく幅広い用途に使えて便利
玉ねぎは様々な食材と相性がよく、主菜から副菜まで幅広い料理に使用できます。玉ねぎを使ったレシピは多く、アレンジがしやすいところも魅力です。
切り方によって歯応えを調整するのも簡単で、ペースト状にすれば5~6カ月ごろから、粗みじん切りにすれば9カ月ごろから与えられます。
離乳食を始めたばかりの時期だけでなく、後期~完了期に入っても長く使えます。大きめにカットすると歯応えが残るので、9~11カ月ごろになった赤ちゃんに「噛む練習」をさせたいときにおすすめです。
玉ねぎの離乳食の基本的な作り方

玉ねぎを離乳食として与えるとき、どのように調理すればよいのでしょうか。玉ねぎの離乳食の、基本的な作り方を紹介します。
すり鉢やブレンダーでペーストに
玉ねぎのペーストは様々な離乳食に使用でき、5~6カ月ごろから食べさせられます。基本的な作り方をチェックしましょう。
水を入れた鍋でスライスした玉ねぎを柔らかくなるまで煮て、すり鉢やブレンダーで潰してペースト状にするだけなので簡単に用意できます。
他には皮をむいた玉ねぎをアルミホイルで包み、炊飯器に入れてご飯と一緒に炊いてから、ペーストにする方法もあります。より滑らかにしたい場合は、裏ごし器などで潰すとよいでしょう。
玉ねぎのペーストを作っておくと、離乳食としてだけでなくスープやシチューなどの隠し味としても使えて便利です。
細かく刻んで加熱
生後9カ月ごろになったら、玉ねぎを細かく刻んで加熱したものを与えます。包丁やキッチンバサミで6~8mm程度のみじん切りにするか、フードプロセッサーで細かく刻みましょう。
水を入れた鍋に入れ、指で軽く挟んだときに潰れるくらいの固さまで煮ます。鍋を使用せず、電子レンジで加熱しても構いません。
電子レンジで加熱するときは刻んだ玉ねぎを耐熱容器に入れ、水大さじ2程度を加えてラップをかけ、600Wで2~3分程度加熱しましょう。
使用している電子レンジによって必要な加熱時間は異なるので、様子を見ながら熱を加えます。水気が足りなかったら、途中で足しましょう。
冷凍保存も可能
離乳食用に刻んだり潰したりして加熱した玉ねぎは、冷凍保存できます。ペースト状にしたものは水気が多いので、製氷皿などに入れて凍らせましょう。刻んだ玉ねぎは、ふた付きの保存容器やフリーザーバッグなどに入れます。
フリーザーバッグに入れる場合、平らにして割り箸などで溝をつけておくと、必要な分だけ取り出しやすいでしょう。
冷凍する際は、「1週間程度で使い切れる分量」を冷凍保存します。冷凍した日付を容器や袋の表面に書いておくと、古いものから順番に使えて便利です。
解凍する際は、鍋や電子レンジで加熱します。自然解凍だと雑菌が繁殖しやすいので避けましょう。赤ちゃんの健康を守るために、必ず加熱してから与えるのが鉄則です。