プログラミングおもちゃの選び方のポイント

ひと口にプログラミングおもちゃといっても様々な種類があり、どれを選ぶか悩んでしまう人は多いはずです。上手な選び方のポイントを見ていきましょう。
年齢に応じて選ぶ
プログラミングおもちゃを選ぶときは、商品ごとに設定された「対象年齢」を確認しましょう。対象年齢に合わないと難しくて遊べなかったり、反対に簡単すぎて物足りなかったりします。
小さなブロックを使うおもちゃを幼児に与えると、誤飲する危険性もあるので必ず対象年齢をチェックしましょう。幼児に与えるなら小さなパーツを組み立てる必要がなく、文字を理解していなくても直感的に遊べるものがおすすめです。
文字を理解できる年齢になれば、スマホやタブレットなどが必要なおもちゃでも遊べるようになります。簡単なプログラミングを実際に作ってみることにも挑戦でき、より高度な学習ができるようになるでしょう。
おもちゃのタイプで選ぶ
プログラミングおもちゃには、パズル・ボードゲーム・ブロック・ロボットなどのタイプがあります。それぞれ、どんな遊び方ができるのかを見ていきましょう。
パズルやボードゲームタイプは操作がシンプルで直感的に遊ぶことができ、未就学児向けのおもちゃも多く見つかります。
ブロックやロボットタイプは組み立てる遊びと指令を出す遊びを通じて、創造性や手先の器用さなども鍛えられるところが魅力です。
ロボットに指示を出して動かせるタイプのなかには、本格的なプログラミングに挑戦できるものも見つかります。どのタイプのおもちゃも、遊びのなかで失敗や成功を繰り返しながら問題解決能力を養えるでしょう。
遊ぶ環境に合わせる
プログラミングおもちゃのなかには、スマホやタブレットを使って遊ぶように作られているものもあります。子どもにスマホやタブレットを使わせたいかどうかによっても、選び方を変えましょう。
プログラミングおもちゃは、アプリが必要なものばかりではありません。スマホやタブレットなどを使いたくないなら、プログラミングの基礎となる論理的思考力を鍛えられるパズルやボードゲームなどがおすすめです。
年齢を重ねていくと、スマホやタブレットと連動させて遊べる方が使いやすい場合もあるので、子どもの習熟度によっても選び方を変えましょう。
未就学児でも楽しめるプログラミングおもちゃ【3~5歳から】

プログラミングおもちゃは、未就学児でも遊べるものが豊富にあります。文字が読めなくても、イラストを見てプログラミングに挑戦できるものもあります。複雑な操作が必要ない、未就学児向けのおすすめ商品を見ていきましょう。
学研ステイフル「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」
ゴールや通り道を決め、ロボットカーに命令を出して走らせるおもちゃです。めいれいカードで指示を出し、ぼうけんマップの上に置いたロボットカーを思い通りに走らせましょう。
プログラミングの世界ではおなじみの「ループ処理」を取り入れて、複雑な命令を簡素化する試みも行えます。
どのような動きを組み合わせれば、効率よくゴールにたどり着けるのかを考えながら遊べるので、論理的思考力や最後までやり抜く力を身に付けられるでしょう。対象年齢は3歳からです。
・商品名:学研ステイフル「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」
フィッシャープライス「コード・A ・ピラー ツイスト」
イモムシ型のロボットに5つのダイヤルと8種類のコードで動きをプログラミングし、自由に走らせて遊ぶおもちゃです。
ダイヤルを回してスタートボタンを押すシンプルな操作なので、小さな子どもでも簡単に扱えます。1000通り以上の動きを設定でき、走る方向を指示するだけでなくおしゃべりや音楽なども流れる仕組みです。
思い通りに走らせようとする過程で、計画力・問題解決能力・創造力などを伸ばせます。対象年齢は3歳からです。
・商品名:フィッシャープライス「コード・A ・ピラー ツイスト」
くもん出版「ロジカルロードメーカー」
パネルの上に溝が掘られたピースを置き、スタートからゴールまでの道をつないで遊ぶおもちゃです。
どのピースを組み合わせればゴールまで効率よく進めるのかを考える過程で、プログラミングに必要な論理的思考力が鍛えられます。
全88問の問題が付いており、指定されたピースを使用してゴールを目指す遊び方も可能です。道をうまくつなげられなかったときは、正しい道に作り直すことで問題解決能力も養えます。
対象年齢は5歳からですが、大人でも楽しめるので家族みんなで遊べるゲームを探している人にもおすすめです。
・商品名:くもん出版「ロジカルロードメーカー」
