ダイエット中の食事づくりに役立つ工夫

ダイエットをしている子どもの生活で神経を使うのは、食事づくりではないでしょうか?野菜を多く食べさせようとしたりかさ増しをしたりすると、嫌がられることも多いでしょう。
子どもに気づかれにくく、ダイエットに効果的な食事の工夫を2つ紹介します。
野菜は汁物に入れて食べやすく
野菜は健康に重要な栄養素を多く含んでいます。
例えば、食物繊維には、糖質・コレステロールの吸収を抑えて肥満を予防する効果があり、カリウムの持つ塩分排出力は、高血圧になるのを防ぎます。そのため、子どもにも野菜を積極的に食べてもらう工夫をしましょう。
野菜が嫌いな子どもには、汁物に入れて食べさせるのがおすすめです。サラダのような生野菜が苦手でも、みそ汁・スープに入ってやわらかくなっていれば食べられる場合があります。
汁物なら豚汁・ミネストローネなど、子どもの好み・季節に合わせてアレンジしやすい上に、多くの野菜の栄養をまとめて摂取できるのがうれしいポイントです。
それでも野菜を嫌がる場合には、汁だけでも飲むように促して栄養をとらせる方法もあります。
参考:【野菜】 毎日の食事にプラス70gで、ヘルシーライフ | 健康サポート | 全国健康保険協会
かさ増しには「おからパウダー」がおすすめ
食欲が旺盛な子どもにとって、いきなり食事の量を減らされるのは苦痛なことです。食事で満腹感が得られないと、食後のデザート・間食が増えてしまう恐れがあります。
食事をヘルシーにしつつ、子どもの食欲を満たしたいときは、おからパウダーを使って食べ物のボリュームを増やすのがおすすめです。
おからは豆腐・豆乳をつくるときに生じる出がらしのようなもので、植物性たんぱく質・食物繊維を含んでいます。
パウダーならおからの風味が分かりにくく、ハンバーグのようなひき肉料理はもちろん、ヨーグルト・卵料理などにも混ぜられるのが魅力です。
ただ、ヘルシーなおからパウダーであっても、過剰な摂取は禁物です。パッケージに記載されている量を守った上で、子どもの様子を見ながら少しずつ取り入れましょう。
参考:豆類/だいず/[その他]/おから/乾燥 - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類
楽しくダイエットできる運動アイデア

生活のなかで気軽に取り組める運動も、子どものダイエットに役立ちます。運動が嫌いな子どもでもチャレンジしやすいものには、何があるのでしょうか?おすすめのアイデアを3つ紹介します。
朝の目覚めにも効果的な「ラジオ体操」
有酸素運動とストレッチの要素を兼ね備えたラジオ体操は、運動が嫌いな子どものダイエットにもおすすめです。
道具を準備したり、走ったりする必要もないので、朝の通園・通学前にも取り入れやすいでしょう。リズムに合わせて腕を回したり、屈伸をしたりと、ほどよく体を動かせるため朝の目覚めにも効果的です。
朝にラジオ体操を行うことで自律神経が整い、代謝がアップするとも考えられています。家のなかでインターネットの動画を活用し、家族でラジオ体操を日課にするのもひとつの方法です。
浮力で体を動かしやすい「水泳」
ほかのスポーツに比べて体を動かしやすい水泳は、肥満傾向にある子どものダイエットにぴったりです。水のなかでは浮力が働くため、手足にそれほど力を入れなくてもスムーズに体を動かせます。
泳ぐのが苦手なら、水中でウォーキングするのもひとつの方法です。水のなかで歩くには足をしっかりと持ち上げる必要があるため、足のトレーニングになります。
バランスをとるために力を入れて踏ん張る場面もあり、太もも・おなかの筋肉も鍛えられるでしょう。
風呂・床の掃除などの「お手伝い」
ボール遊びや水泳などのスポーツを嫌がる子どもには、家のなかでお手伝いをさせる方法もあります。
風呂掃除や床の雑巾がけなど、体力を使うお手伝いは、運動不足を解消するのにぴったりです。浴槽・床の汚れを落とすためには、腕に力を入れたり、両足で踏ん張ったりする必要があります。
もちろん、テーブルを拭いたり食事を運んだりするお手伝いでも、十分に子どもが体を動かすきっかけになるはずです。子どもの運動不足を解消するために、継続して取り組めそうなお手伝いを考えましょう。
