子どものダイエットに関する注意点

親として、肥満傾向のある子どもに何とかして痩せてほしいという思いもあるでしょう。しかし、子どもの健康を考えて始めたダイエットが、心・体の成長を阻むケースもあります。とくに食事制限は、子どものダイエットで注意したいポイントです。
過度な食事制限がもたらす悪影響
極端に食べる量を減らしたり決まった食材しか食べなかったりするような過激なダイエットは、栄養不良を招いて子どもの成長を阻む恐れがあります。
また、カロリーを気にするあまり、子どものおやつを禁止してしまうのは逆効果です。過度な制限が子どものストレスになり、親に隠れて買い食いをしたり、祖父母をはじめほかの大人にねだったりする問題につながる可能性もあります。
間食のカロリーが気になるなら、完全になくすのではなく与えるものの種類を工夫してみましょう。チョコレート・クッキーなど高カロリーのお菓子は控え、果物・せんべいのような比較的カロリーが低い食べ物をおやつに選ぶといった対策がおすすめです。
まとめ
子どもの肥満には、少なからず親の生活習慣が関係すると考えられます。子どものダイエットを成功させるためには、早寝早起き・適度な運動などを取り入れた規則正しい生活を、家族で意識することが大切です。
野菜を汁物に入れたり、おからパウダーを適度に使ってかさ増しをしたりすると、ボリューム感を失わないまま栄養の偏りを防げます。運動が嫌いな子どもなら、ラジオ体操・お手伝いなどを生活に組み込むのもひとつの手です。
子どもの負担にならない程度に食事・運動などの生活を見直し、家族で楽しくダイエットに取り組みましょう。
