ジーナ式育児法とは?やり方やメリット・デメリットを解説します

ジーナ式育児法とは?やり方やメリット・デメリットを解説します

赤ちゃんの寝かしつけについて調べるなかで、ジーナ式育児法に興味を持つ人は少なくありません。ジーナ式育児とはいったいどのような育児法なのか、その詳細やメリット・デメリットを確認していきましょう。ジーナ式育児の具体的な取り組み方も紹介します。

ジーナ式育児とは?

ジーナ式育児について「興味はあるけれど、具体的にどんなものなのかがよく分からない」と感じてはいませんか?まずは、ジーナ式育児の詳しい内容からチェックしていきましょう。

イギリスのナニーが提唱する育児法

ジーナ式育児は、赤ちゃんの1日をルーティン化し、睡眠を中心とした生活習慣を整える育児メソッドです。

ジーナ式育児では、赤ちゃんの起床・昼寝・授乳・沐浴・就寝といった、1日のスケジュールを固定化します。これにより、赤ちゃんが決まった時間に寝られるようになり、寝かしつけや夜泣きなどにまつわる両親の負担も軽減するとされています。

このジーナ式育児は、イギリスのカリスマナニー(乳母)であるジーナ・フォードによって提唱された育児メソッドです。ジーナ・フォードは、イギリス王室を始め、300人以上の赤ちゃんのナニーとして経験を積んだ人物で、執筆した育児書はベストセラーとなりました。

その内容については賛否両論あるものの、世界中で広く実践されている育児メソッドです。

日本ではネントレとして知られている

赤ちゃんの睡眠を整える育児メソッドは、日本では「ネントレ」として知られています。

ネントレは、ジーナ式育児を取り入れた育児メソッドともいわれ、ジーナ式と比較するとやや緩めという特徴があります。

たとえば、ジーナ式の場合、赤ちゃんとママ・パパが同じ部屋で寝ることは基本的に推奨されません。しかし、ネントレの場合は、状況に応じて一緒に寝ることもOKとしています。

ジーナ式育児・ネントレともに、赤ちゃんの睡眠習慣を整え、1人で眠れるようにすることをめざす点では同じですが、取り組み方にはやや違いがあるといえるでしょう。

ジーナ式育児で期待できるメリット

ジーナ式育児を実践すると、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか?期待される主なメリットを紹介します。

寝かしつけがスムーズになる

一般的に、ジーナ式育児を実践すると、寝かしつけがスムーズになるとされています。

ジーナ式育児では、毎日決まった就寝時間に赤ちゃんを暗い部屋に寝かせます。たとえ赤ちゃんが泣いたとしても、ママ・パパは基本的に抱き上げることはせず、部屋を立ち去らなくてはなりません。

このルーティンを毎日繰り返すことで、赤ちゃんはやがてスムーズに1人で入眠できるようになると考えられています。ベッドに寝かせると自然に眠るようになるため、寝かしつけの必要がありません。

もちろん個人差はありますが、多くのママ・パパが寝かしつけに多くの時間や労力を割いていることを考えると、これは大きなメリットといえそうです。

赤ちゃんの機嫌がよい時間が増える

生活リズムを整えることにより、赤ちゃんの機嫌がよい時間が増えるのも、ジーナ式育児を実践するメリットのひとつです。

ジーナ式育児で育てられている赤ちゃんは、一定のスケジュールで毎日を過ごします。寝るタイミング・授乳のタイミングが決まるため、常に欲求が満たされた状態でいられると考えられるのです。

満たされた赤ちゃんは、基本的にご機嫌で「1日中ぐずっていて理由が分からない」といったことも少ない傾向にあります。ママ・パパもゆとりを持って赤ちゃんの世話を楽しめるでしょう。

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