子どもの靴に関するQ&A

とくに第1子の場合、子どもの靴に関する知識がある人は少数派といえるでしょう。靴を買い換える時期や、おさがりは使えるのかといった、子どもの靴に関する疑問をQ&A形式で解説します。
子どもの靴を買い換える時期の目安は?
靴を買い換える時期の目安は、子どもの年齢によって変わります。2歳ごろまでは年間で約2cm、2歳以降は約1cmずつ足のサイズが大きくなるのが一般的です。成長してもなお、サイズの小さくなった靴を履き続けていると、足が変形する可能性があります。
とくに言葉をあまり話せない0〜2歳ごろまでは、サイズアウトを見逃しやすいのも事実です。足のタコ・爪の黒さといった素足の状態はもちろん、靴を履いたときに指先が曲がっていないかを確かめる必要があります。
2歳ごろまでは約3カ月、2歳以降は約6カ月ごとに、子どもの靴が小さくなっていないかをチェックするのがおすすめです。
参考:子どもに多い足のトラブル - 足のクリニック 表参道 | 東京・足の専門病院
おさがりの靴を履かせても大丈夫?
結論からいうと、きょうだいや親戚などのおさがりの靴を履かせるのは、控えた方がよいでしょう。子どもの足は成長の途中なので、靴に合わせて変形する恐れがあります。
また、足の形は人それぞれ違い、きょうだいでも同じとは限りません。また、たとえ見た目がきれいな靴でも、想像以上にクッション材・インソールなどが消耗している可能性もあります。
もちろん、ほとんど履いていない靴など例外はありますが、足の成長を考慮すると、おさがりの靴を履かせるのはやめておくのが無難でしょう。
参考:足と靴専門の医師がお答えしますQ&A 子どもに関すること|日本靴医学会
まとめ
子どもの靴のサイズを決めるときには、正しい測り方を知っておく必要があります。また、足のサイズ以外に、かかと・靴底・甲の状態も歩行のサポートに影響します。
測ったサイズよりも1cmほど大きな靴を選んだら、実際に履かせてつま先部分に余裕があるかを確かめるのがポイントです。2歳ごろまでは約3カ月、2歳以降は約6カ月に1回のペースで、子どもの靴が小さくなっていないかを確認しましょう。
成長途中の子どもだからこそ、足に合った靴を選んで、正しい歩行をサポートすることが大切です。
