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公開 2015年07月03日  

食育とは生きる力を育む教育!?そもそも食育とは何なのか?

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食育とは何でしょう?食育という言葉は聞いたことがあっても、食育ってどういう意味?と聞かれると答えられない方も多いのではないでしょうか。そもそも食育とはなにか?子どもへの食育はいつからどんなことをすればいいの?という疑問にお答えします。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038010661

食育とは?

そもそも食育とはなんでしょう?いつ頃から出てきた言葉なのでしょうか?



「食育」という言葉自体は、1900年頃に登場していました。この頃の「食育」という言葉は、日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方によるでした。当時の「食育」という言葉は、現代の医食同源という言葉にほぼ置き換わっています。



その後、「食育」という言葉はあまり普及せずにいましたが、1990年頃から、食を取り巻く取り組みや教育をひとくくりにした言葉として、再び「食育」が再登場しました。現代の食育とは、医食同源とは異なる比較的新しい言葉なのです。

「食育」は誰のためにするのか?

「食育は子ども向けの教育でしょ?」と思われるかもしれませんが、食育の対象は子どもだけでなく、大人も対象になっています。食育基本法には、「国民が生涯にわたって健全な心身を培い・・・」と書かれており、国民全員が食育の学習者であるとされています。子どもの食育は、あくまで生涯にわたる食育の入り口なのです。

「食育」で何を学ぶのか?

食育ときくと、「料理の教育のこと?」「どんな食材からどんな栄養素を摂ればいいかの勉強でしょ?」と、料理・栄養学の分野の教育と思われがちですが、実はもっと広い範囲をカバーする考え方です。



栄養素の知識を得ることはもちろん、その他に「人間関係・家族関係などの社会性を育むこと」「心身の健康管理」「農林水産業・食品産業・地域特有の食材への理解」など、食にまつわるものすべてを育成するのが「食育」なのです。



少し拡大解釈かもしれませんが、「食育」とは、生きるための最も基本となる教育だとも私は思います。

子どもに対しての「食育」

乳幼児期の子ども向けの食育では、「楽しく食べるこどもに」が、大きなねらいとして掲げられています。



・食事のリズムを持つ

・食生活や健康に主体的に関わる

・味わって食べる

・一緒に食べたい人がいる

・食事作りや準備に関わる



このような経験を通して、楽しく食べることを覚えてもらうのです。

授乳期・離乳期には、食への関心を育む「食育」

授乳期・離乳期は、自分で進んで食べようとする力を育んでいく時期です。いろいろな食べ物を見る、触る、味わうという経験をたくさんすることが「食育」に繋がります。



テーブルや食器を汚してしまうかもしれませんが、子どもが自力で食べるように応援してみるのはどうでしょうか?

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自力での手づかみ食べを繰り返すうちにスプーンや食器にも関心をもちはじめます。食育のためとはっきり目的を持って食器を揃えてみてもいいかもしれません。

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幼児期の「食育」は、栽培・収穫・調理を通して、食への興味を引き出す

幼児期は、食べるということ以外に、栽培・収穫・調理を通して食に触れることができ始める時期です。食への興味が広がるよう、子どもと一緒に料理や家庭菜園を始めてみてはどうでしょうか。

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誰かと一緒に食事を楽しむという社会性を身に付け始めるのもこの時期です。家族みんなで食卓を囲むことで、家族や仲間と一緒に食べる楽しさを覚えていくことができます。



食卓での話題として、今食べているものを選べば、食への興味のきっかけにもなるのではないでしょうか。

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おわりに

思春期の子どもの偏食、肥満、過度な痩身志向などが問題視されています。お子さんの健康のためにも、楽しい食生活を送るためにも、身近なことから「食育」を意識してみてはいかがでしょうか?

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