5月14日の「王様のブランチ」(TBS系)では、映画「流浪の月」に出演の広瀬すずさん、松坂桃李さん、横浜流星さん、多部未華子さんのインタビューを放送。広瀬さんは過酷な撮影裏話を明かし、話題を集めました。

横浜流星

(画像:時事通信フォト)

■横浜は「本当にクズだった」LiLiCoから告げられる

「流浪の月」で広瀬さんは、幼少期に誘拐事件の被害者となった家内更紗役、横浜流星さんは更紗の恋人・中瀬亮役で出演。

横浜さんは亮について、「最初(原作を)更紗、文(松坂さん)目線で読んでいたので、亮に対しては怒りの感情しか出てこなかった。何だよこいつ、みたいな」と本音を吐露。

インタビュアーのLiLiCoさんが、「亮ですよって言われた時、どう思ったんですか?」と尋ねると、横浜さんは「そうですか…。結構読んだ時、面白く楽しく読ませてもらいましたけど、亮か…あいつか、みたいな」と、戸惑いを覚えた事を明かします。

それでも、横浜さんは「でも可哀想なやつでもあるじゃないですか、更紗を愛して守りたい。そこを大事にしたいなと思って真っ直ぐやってました」と、演じる上で大切にしていた事を力説。

しかし、映画を鑑賞したLiLiCoさんが「本当にクズだった!」と伝えると、横浜さんは天を見上げ苦笑いを浮かべていました。

■「本当にクズだった」にファンは…

更紗が恋人の亮から暴行を受けるシーンの撮影で、広瀬さんは横浜さんの顔も見るのが嫌になる体験をしたとのこと。

広瀬さんは、「何か結構、肉体的に色々追い詰められるシーンで、多分あれ8時間か9時間くらい撮ってたんです。こっちも頭がガンガンなるぐらい泣き疲れちゃったんですけど、流星君の顔を見ると(涙が)止まらなくなってきっちゃって。カメラ止まってる時でも、私、止まらなくて」と、過酷な経験をした事を明かします。

監督の李相日さんは、「あっちを向いて、とりあえず泣かなくていい。休憩しとけ」と、広瀬さんに指示を出したとのこと。

広瀬さんは、「いっぱい氷もらってここにやりながらやってたんですけど、それでも『本番』って言って泣いたら『嫌だー!』って言ってました」と、自然と悲鳴が出た事を明かします。

VTR終了後、LiLiCoさんは「そうなると思う。衝撃的な作品で、見終わった後、ちょっと静かにしたい。しばらくこれは静かにストーリーとかかみ砕いて登場人物1人ずつと向き合いたい」とコメント。

今回の放送にはネット上で、「本当にクズだったは中瀬亮を生き抜いた流星くんにとって役者冥利に尽きる言葉よね」「リリコさんに『本当にクズだった』って言われた時の流星くん、昨日から張り詰めてたものが一気にほぐれた」「亮、本当にクズだったって言われた時に、流星くんの笑顔が見れてなんかほっとした。亮を生ききったもんね。あれは褒め言葉だよね」などのコメントが上がっています。

LiLiCoさんが「本当にクズだった!」と告げた時に、天を見上げ苦笑する横浜さんの表情が印象的で、それだけ役に入っている事が伝わってきましたね。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)