最近では、リモート面接が増えてきました。リモート面接が増えてきたからこそ、リモート面接と対面面接で聞かれる質問の違いをご紹介します。

リモート面接と対面面接では質問される内容は違う?

リモート面接時には、通常の対面面接と基本的には似た質問がされることが多いです。

しかしながら、リモート面接はカメラ越しのコミュニケーションであり、オンラインの特性を生かして受け答えしなければなりません。

リモート面接と対面面接、それぞれの手段の違いを考慮して、質問に回答してください。ここからは、リモート面接で想定される質問について詳しくお伝えします。

自己紹介

これは通常の面接と同様に最初に行われる質問です。自分の経歴やスキル、強みについて簡潔に説明することが求められます。明るく、元気よくを意識して、第一印象をアピールしましょう。

特に最初の自己紹介で印象が決まるといっても過言ではないほど、自己紹介は大切です。自己紹介の内容ももちろん大事ですが、リモート面接時でも明るく元気よく、自己紹介を行うことも大切です。

リモートワークの経験

リモート面接なので、これまでのリモートワークの経験やリモートワークに向いている理由について尋ねられることがあります。

リモートワークの経験がない方は、正直にリモートワークの経験がないと答えて構いません。リモートワークの経験がなくとも、経験がない中でどのような努力ができるかを見られています。

チームでのコミュニケーション能力

 リモート環境でもチーム内で協力して仕事を進める能力は不可欠です。チーム内でのコミュニケーションスキルは不可欠なので、これまでチーム内でどのような役割をしていたのかについて詳しく聞かれることがあります。

また対面とは違いリモートワークでは、オンラインツールを利用してコミュニケーションを取るスキルが必要になります。オンラインと対面では、コミュニケーションの取り方が少し異なります。チーム内連携が取れるようなスキルがあると重宝されるため、コミュニケーション能力の高さをアピールするのがいいでしょう。

ストレス管理と自己管理

リモートワークでは、高い自己管理能力が求められます。オフィスと異なり、仕事中に頼れる人がそばにいないのがリモートワークです。ストレスがある状況をどのように切り抜けるか、これまでどのように乗り越えてきたのか、さらに、効果的な自己管理の方法について質問されることがあります。

適応力と柔軟性

変化の早い環境に適応できるかどうか、新しいツールやテクノロジーにどのように対応するかについて質問されることがあります。

職務遂行の計画と効率性

リモート環境ではタスクの計画や効率的な時間管理が重要です。自分の職務遂行計画やタスク管理について尋ねられることがあります。

会話やコミュニケーションの工夫: リモート環境では対面でのコミュニケーションが難しいことがあるため、どのようにして効果的なコミュニケーションをとるかについて質問されることがあります。

キャリア目標とモチベーション

自分のキャリア目標や仕事へのモチベーションについて尋ねられることがあります。企業とのマッチング度を評価する一因となります。

質問の準備度

面接官が「何か質問はありますか?」と尋ねられることがあります。面接官からの質問だけではなく、自分の適切な質問を用意しているかどうかも確認されるポイントです。

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リモート面接時、質問に答える際に気を付けるべきこと

ここからは、リモート面接時の質問に答える際に気を付けるべきことをお伝えします。

話すときはカメラを見る

話す時は画面の中の面接官ではなく、カメラを見て話してください。カメラを見ることで、相手の目を見て話しているのと同じ目線になります。

スマホやwebカメラ位置を高くする

カメラの位置が低いと、うつむいてしまいます。うつむいてしまうと、顔が暗く写ってしまったり、体調が悪く見えてしまったりと、印象が悪くなってしまうおそれも。スマホやwebカメラの位置は必ず事前に調整してくださいね。

部屋を明るくする

部屋の明るさが十分か確認してください。部屋が暗いと、顔色が悪く写ってしまい、印象が悪くなる恐れがあります。リモート面接が始まる前に、本番と同じ状況でカメラをセットしてみて、明るさが十分かどうか事前に確認してくださいね。

オンラインならではの間合いに注意する

オンラインの会話のテンポ感は、対面とは異なります。インターネットの接続の影響で、会話と会話の間にタイムラグ(通信障害)が発生することがあるのです。

通信環境の見直し、Web会議ツールの見直し、使用する端末の見直しなど、通信環境が乱れないように事前に準備をしていたとしても、タイムラグが発生することは多いです。

そのため、タイムラグが発生して会話のテンポが乱れたとしても、問題なく質問に答えられる練習をしておく必要があります。

具体的な例を挙げる

自分の経験や能力を具体的な事例やエピソードを通じて説明することで、回答がより具体的かつ説得力を持つものになります。

STAR法を使って構造化する

質問に答える際に、何を伝えるために喋り始めたのかわからなくなってしまって、結論があやふやになってしまった経験はありませんか?

そのように結論が曖昧になってしまって困った、という問題を解決するには、質問に対する回答を構造化するSTAR法を使うことが効果的です。

STARはSituation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の頭文字を取ったもので、具体的な状況、課題、取った行動、結果を順に説明する方法です。

ポジティブな要素を強調する

質問に対する回答では、ポジティブな要素や成果を強調することが大切です。自分の強みや成功体験を通じて、面接官に自信と能力を示しましょう。

過去の経験と未来の展望を結びつける

質問に答える際、過去の経験やスキルを未来の展望と結びつけることが重要です。自分がどのように貢献できるかや成長の意欲を示すことが求められます。

良好なコミュニケーションを保つ

リモート面接ではコミュニケーションがオンラインツールを通じて行われるため、はっきりと話すことや適切なペースで話すことが大切です。相手の言葉に耳を傾け、遮らずに待つことも重要です。

弱点やチャレンジにも触れる

完璧さを強調するのではなく、弱点やチャレンジについても率直に話すことが重要です。どのようにして克服したり向き合ったりしたかについても説明すると、面接官に自己成長の意欲を示せます。

質問に対して焦らずに答える

質問に対する回答はゆっくりと落ち着いて行うことが大切です。質問を聞いたら、即座に答えるのではなく、少し考えてから回答するよう心掛けましょう。

適切な身振り手振りをする

リモート面接でも、身振り手振りを使って、話すことは大切です。話す内容などの言語情報だけではなく、しぐさや表情といった視覚情報の方が相手に与える印象は大きいといわれています。よって、話す内容以上に、面接における自分の見え方も意識する必要があるのです。相手の方を向いて話す、自信を持って姿勢を保つ、適切な身振り手振りを使うなど、視覚的な印象も大切です。

リモート面接でも、画面越しに面接官の反応や様子はしっかりと見えることがあります。相手の反応を注視し、質問が理解されているかどうかを確認するために、適宜質問を補足することも検討しましょう。

カメラを見る

対面面接は相手の目を見て話すのが一般的ですが、リモート面接時には、カメラを見て話すようにしましょう。面接官の反応をしっかりと見るためにも、カメラを見て話す練習は大切です。