【卵子凍結】体験者が語る、感じたこと・大変だったこととは?|「30代前半にやればよかったと思っています」

PR会社経営・M.Mさん(38歳)

将来、結婚したときのオプションとして卵子を凍結しています

30歳の頃から母に「卵子凍結をしたら」と言われていたのですが、その頃は「30歳だし結婚も出産もできる」という思いがあったため、やる気はありませんでした。

検討し始めたのは35歳のとき。同い年の友だちが離婚してすぐ、すでに子どもがいるのに卵子凍結をしたと知ってから。そのコが「再婚して2人目がほしくなった場合のオプション」と言っていて、オプションという言葉に共感。35歳という出産のリミットが見え始めてきた時期でもあったため、将来的に結婚したときのオプションとして卵子凍結をすることを決断しました。先に卵子凍結をやった友だちに話を聞き、同じ医療機関で受けることにしました。

私は卵子がとれやすい体質だったようで、1回の採卵で28個を凍結できました。ただその分、28回分の生理が来たのと同じ状態になり、採卵前日の夜に激痛に襲われて・・・。痛すぎて救急車を呼びたいけれど、呼んだら採卵ができなくなって今までの努力とお金が無駄になるため、ひたすら耐えました。苦しかったけれど、卵子凍結をしたことには満足。欲を言えば、もう少し早く、30代前半にやればよかったと思っています。

イラスト/腹肉ツヤ子 構成・文/水浦裕美