記録するだけで痩せるという画期的なダイエット方法のレコーディングダイエット。

前回の「ペンとノートだけで痩せる?試す価値あり「レコーディングダイエット」を解説①」に引き続き、今回は実践編をあんしん漢方薬剤師の碇純子さんにご紹介いただきます。

レコーディングダイエットとは

出典:Pixabay

レコーディングダイエットとは、食事内容や体重変化を毎日記録することで食生活の意識を変化させ、痩せやすい習慣を身につけるダイエット方法です。

すべての食事を記録することで、カロリーへの意識が高まり、暴飲暴食が抑えられます。

また、つらい運動や食事制限なども必要なく、紙とペンだけで簡単に始められるのもメリットのひとつ。

毎日ちょっとした「気づき」を得ることで、モチベーションを維持しやすい、画期的なダイエット方法です。

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レコーディングダイエットのやり方

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ここからは、具体的なレコーディングダイエットの方法を解説します。

体重を記録する

レコーディングダイエットを開始したら、毎日の体重を記録します。

できれば細かく50g刻みで計測できる体重計を使って記録しましょう。

毎日同じ時間に記録することも重要です。

人間は、一日のなかで体重が変化します。

とくに、就寝中は発汗や呼吸で平均500mlも水分が減り、胃腸の中の内容物も消化吸収されるため、体重は朝がいちばん軽い状態です。

朝トイレに行ったあとなど、決まった時間に体重を記録しましょう。

ノートに書き記すのが面倒な方は、ダイエット記録系のスマートフォンアプリがおすすめです。

最近は、アプリとデータ連携できる体重計も珍しくありません。

体脂肪記録を同時に行えるタイプもあるので、ダイエット目的で体重計を選ぶのもいいでしょう。

食事の内容を記録する

レコーディングダイエットは、食事の内容を細かく記録することも重要です。

とにかく、口にしたものすべてを記録しましょう。

朝昼晩の食事だけでなく、おやつや飲み物などの間食もすべて記録します。

食べ過ぎた場合は罪悪感がうまれることもありますが、レコーディングダイエットは、自分の生活習慣に向き合うことがひとつの目的です。

食生活を直視することで、「週末はいつも朝食を食べていない」「炭水化物を摂りすぎている」「仕事の合間の間食の頻度が多い」といった、食事のクセや問題点が浮かび上がります。

(応用編)カロリー記録も

レコーディングダイエットに慣れてきたら、摂取カロリー記録を併せて行いましょう。

最初からカロリー記録までノルマにしてしまうと面倒くさくなってレコーディングダイエットを続ける意欲の低下につながる可能性もあるので、慣れてきたらで構いません。

最近は、食材を入力するだけでカロリー計算してくれる便利なアプリもあるので、記録作業を効率化したいときはぜひ利用してみてください。