|教室を活かした客室も
48部屋のうち、小学校の既存棟を改修した客室は34室。中にはアーチのついた窓がある部屋など、現代の建築からは失われてしまった意匠を楽しめます。写真はプレミアムツイン。天井の梁などを活かすため、半光沢の白い壁が光を反射すると共に間接照明も利用して明暗を際立たせています。

▲旧小学校の建物を活かした客室
瓦の屋根をモチーフにしたカーペットが敷かれ、オリジナルデザインの家具が置かれます。眺望は部屋の向きによって異なりますが、中庭や清水寺のほか、新たに増築した一部の客室では八坂の塔が見られます。

▲洗面とガラス張りのバスルーム
洗面には大きなライティングミラーが架かりダブルベイシンが採用されるなど、便利さは申し分なし。レトロなデザインの水栓も雰囲気があって、利用するのも楽しめます。奥には据え置き式の重厚なバスタブが置かれ、レインシャワーを備えるなど、ゴージャスな気分を演出します。
|無料で楽しめるゲストラウンジでは舞妓さんの踊りも
1階のゲストラウンジは、7時30分から22時まで宿泊ゲストが利用できます。時間によって異なるおつまみやドリンクを無料で用意。イベントスペースとしても利用され、火曜日と木曜日は舞妓さんの踊りを披露。月曜日と金曜日は茶道体験、水曜日は和楽器(箏)の師範による演奏会が行われます。

▲ゲストラウンジからも八坂の塔が見えました

▲テーブルにはスイーツやおつまみが並びます
ビュッフェカウンターに並ぶおつまみは時間によってかわります。7時30分から12時まではマフィンやフルーツなどの軽朝食、12時から15時はマカロンなどのおやつやソフトドリンク、お茶などを用意。15時から22時まではワインや日本酒などを楽しめるカクテルタイムで、おつまみなどの軽食が並ぶので、夕食前のアペリティフにおすすめ。抹茶を点てる体験も行っています。

▲カクテルタイムにはワインも登場
スパークリングワインや日本酒、ウイスキー、ソフトドリンクなどもそろえます。

▲汲み上げ湯葉や京都の和菓子を常時用意しています
享和3年(1803年)に創業した今出川の老舗「鶴屋吉信」の和菓子も4種類並んでいました。お店を代表する「柚餅(ゆうもち)」は明治元年(1868年)に誕生。柔らかな求肥は柚子の香りと阿波和三盆糖の奥深い甘みを楽しめます。
鶴屋吉信のある今出川周辺は平安時代から続く西陣織の町。その西陣織から着想を得た「紡ぎ詩(つむぎうた)」は繭の形をしたお饅頭。

▲抹茶と鶴屋吉信の「紡ぎ詩」
抹茶を点てる体験も行っていて、清水焼のお茶碗も好きなデザインを選べます。京都の和菓子と共に楽しめます。

▲火曜日と木曜日は舞妓さんが踊りを披露 <画像提供:ザ・ホテル青龍 京都清水>
京都には「祗園甲部」「祗園東」「先斗町」「宮川町」「上七軒」と5つの花街があり、そのひとつがホテルから徒歩15分ほどの宮川町です。ゲストラウンジでは週2回宮川町の舞妓さん2名が踊りを披露。宿泊者は無料で鑑賞できるばかりか、一緒に写真撮影や会話もできるなどとても貴重な体験です。各日16時15分~16時45分。
