2020年にオープンした【イビススタイルズ名古屋】は、カジュアルに泊れるブティックホテル。パリを本拠とする世界的なホテルチェーン「アコーホテルズ」のエコノミーブランドで、カラフルで親しみのある内装は、アートの国フランスらしいエスプリを感じます。ビジネスホテルと大差のない料金設定も魅力です。
|ポップでスタイリッシュなホテルステイ
ホテルのコンセプトは、近くにある「柳橋中央市場」をモチーフにしたインターナショナルマーケット。モダンな市場をテーマに、館内はポップでカラフルでスタイリッシュ。名古屋ステイが楽しくなるホテルです。

▲名古屋駅から徒歩8分
JRや近鉄、名鉄の名古屋駅から徒歩で向かうなら、ホテルがある“錦通”まで、サンロード(名駅地下街)からミヤコ地下街キタチカを通り、4番出口を出てから栄方面に徒歩2分ほど。柳橋西交差点手前の右側です。

▲フロントカウンターとその背後の壁は引き出しだらけのユニークなデザイン
ライトグレーのコンクリートデザインと白木の柔らかなブラウンの組み合わせは、1階のフロント・ロビーや客室にも繰り返されるクールだけれど、ちょっと温かみのあるデザイン。天井は配管剥き出し。床の黄色いラインは、入口からレセプション、エレベーターホールへと、ゲストの動線を標しています。

▲モダンなロビー
世界90か国以上に3,500軒以上のホテルを展開するホテルグループだけあって、ロビーには各国の時刻を告げる世界時計がかかります。アジア圏やヨーロッパ、南米など、様々なゲストが利用しているコスモポリタンで活気のあるホテルです。

▲アメニティーはロビーに用意
ホテルの近くにはレトロで雑多な雰囲気たっぷりの「柳橋中央市場」があることから、アメニティーバーはオシャレな3輪カーゴバイクの荷台。歯ブラシ(歯磨き粉とは別になってます)や、ヘアブラシ、コットン&綿棒などが並びます。基礎化粧品やカミソリが必要な場合はフロントでいただけます。

▲1階エレベーターホール
壁には名古屋周辺らしき地図や、「Market」の文字をオシャレに配置したアートがポップに飾られています。

▲エレベーターの中も市場風
エレベーターのドアが開くと、奥がシャッターのようなデザインになっていて黒×黄色の “トラテープ(警戒テープ)” が描かれています。つい笑顔になるデザインが素敵です。

▲客室階のエレベーターホール
フロアナンバーや案内表示は穴の開いたメタルボードに表示され、市場や工場などのイメージをモダンにデザイン。階によって青か黄色のポップなアクセントカラーに色分けされ、客室のウォールアートやシャワーブースも青か黄色が使われています。
|客室はツインとダブルの2タイプのみ
284室ある客室は「スタンダードツイン」と「スタンダードダブル」の2タイプ。ツインルームが少ない名古屋ですが、客室の3分の2をツインルームにしているのも特長です。10室限定でReFaのドライヤーやシャワーヘッドなどをそなえた「ReFaルーム」も備えます。

▲客室階の廊下
ルームナンバーやドア枠も階ごとに青か黄色で統一。明るい雰囲気になっています。

▲「スタンダードダブルルーム」
ダブルルームは18平米で定員は2名まで。幅160cm × 長さ200cmのベッドが1台置かれます。壁には市場の写真を加工したフォトアートが飾られ、廊下のアクセントカラーに合わせて青が使われます。

▲寝心地を重視したイビススタイルのオリジナルベッド
ベッドマットはしっかりと硬めで、マットレスの上に厚みのあるマットレストッパーが重ねられ、ふっくらとしていて沈み過ぎず、布団感覚の寝心地がよかったです。ベッドサイドのペンダントライトは、工場などで使われる金属製の傘を思わせる形で、片側は壁から、反対側は天井から吊り下がる左右非対称デザイン。傘の色も客室によって青と黄色の2タイプです。

▲コンパクトですが、テーブルと椅子もありました

▲収納スペースは機能的でデザインもオシャレ
服をたくさんかけられるハンガーラックも使いやすく、バッグなどを置けるバゲージラックと一体になっています。

▲部屋から見たホテル南側の景色
窓は天井から床まであって解放感満点。客室によっては名古屋高速やオフィスビルなど都会の風景が見られます。ホテルは大通りに面していますが、防音性も考えられたペアガラスを採用。音は思いのほか気になりませんでした。

▲ワンピースタイプのパジャマはホテルのロゴが刺繍されています

▲洗面とシャワールーム
水回りは使い勝手のいいセパレートタイプ。すべての客室はバスタブのないシャワーブースで、全室にレインシャワーを備えます。
