秋冬になると自然と手に取る「黒タートル」。でも、着てみたら「なんだか重い」「前より似合ってない気がする…」と感じることありませんか?その違和感は、年齢や体型変化のせいではなく、時代とともに“きれいに見えるシルエットのバランス”が変化のせい。今は“きちんと感”より、軽さ・余白・抜け感が美しく見える時代です。選び方を少しアップデートするだけで、また自然に馴染んでくれます。
今は“コンパクト×ゆるボトム”が大人をきれいに見せる
黒タートルは、体に寄り添うけれど張り付かない、ほどよいコンパクトさが鍵。細リブでぴったりしたものは、上半身が詰まって見えやすく、反対に厚手すぎると重さが出てしまいます。

肩のラインが自然に落ち、襟の高さも高すぎないタイプを選ぶと、顔まわりがやわらぎ、“無理のないきれいさ”に。合わせるボトムは、ベージュ系のワイドパンツやゆるAラインのデニムスカート。上をコンパクトに、下に“空気感”を出すことで、黒タートルの持つ“強さ”に柔らかな余白が足され、こなれた印象に変わります。
日常の所作に“こなれ感”は宿る
黒タートルは、静止画では固く見えるときがあります。でも、日常の動作の中では一気に表情がやわらぐアイテム。カフェでカップを置くとき、バッグを手に持ち替えるとき、椅子から立ち上がるとき。そんな何気ない所作に、力の抜けた優しさと余裕が宿ります。

黒タートルは、“生活に馴染んだ瞬間”にこそ真価を発揮する服です。
