「体重は変わっていないのに、なんだか太って見える…」そんな違和感を覚える冬。実はそれ、“むくみ脂肪”が正体かもしれません。寒さで血流が悪くなり、水分や老廃物が滞りやすくなる冬は、体が膨張して見えやすい季節。放っておくと、顔や下半身に“たぷん”と重さが残り、見た目年齢まで引き上がってしまうことも。そこで今回は、そんな冬の“むくみ脂肪”をケアする【簡単ダイエット習慣】を紹介します。
体重以上に太って見える原因は“水分の滞り”にあり
冬は気温の低下で血管がぎゅっと縮まり、血行が悪化します。その結果、細胞のすき間に余分な水分がたまり、輪郭がぼやけたり、脚がパンパンに張ったりと、実際より太く見える原因に。特に座り仕事の人は、ふくらはぎの筋ポンプ機能が低下しやすいため、“冬太り”ではなく“冬むくみ”を疑ってみて。朝は顔が重く、夜になるほど脚がだるくなる…そんな変化があるなら、水分循環の乱れが起きているサインです。

むくみは放置すると、冷えによる脂肪の定着を招き、いわゆる“むくみ脂肪”へと変化。これが厄介で、普通のダイエットでは落としにくい〝固太り〟に繋がることも。まずは滞った水分を流しやすくする「やわらかい巡りの土台づくり」が大切です。
1日3分でOK!脚がスッと軽くなる“ながら流しケア”
むくみ脂肪にアプローチするなら、脚のセルフマッサージが最も手軽で効果的。入浴後の体が温まっているタイミングで、ふくらはぎを“ゆっくり下から上へ”手のひらでなでるように流し、最後にひざ裏のくぼみに集めるだけ。強い力は不要で、イタ気持ちいいより“優しく流す”イメージがポイントです。
さらにデスクワーク中には、かかとを軽く上下する“かかと上げ”をプラス。地味ですが、ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たし、めぐりが一気によくなります。1日数回の「ながら動作」で脚のだるさが軽くなり、夕方にスカートやパンツがきつくなる現象を防げます。
