昔流行ったイメージの強いVネックニット。実はここ数年、大人世代の間で“静かな再評価”が起きているアイテムのひとつです。でも、昔買ったままのデザインをそのまま着てしまうと、どうしても「おば見え」しやすいのが現実。そこで今回は、今のトレンドに沿って“現代版Vネックニット”の正解をわかりやすく解説します。
昔の“深めV&ボックスシルエット”は「おば見え」につながりやすい
かつて主流だったVネックニットは、Vが深く、肩線がジャストで、身幅もストンとしたボックスシルエットが特徴でした。すっきり見える一方で、40代以降は「胸元の露出が気になる」「フェイスラインが間延びして老けて見える」といった悩みも…。さらに直線的なシルエットは今のボトムと相性が悪く、合わせ方によっては全体がのっぺりして“どこか古い”印象に。トレンドのワイドパンツやロングスカートと合わせても、今っぽさが出しにくいのが難点です。
着るだけで一気に洗練!今どきの正解は「浅めV×コンパクト」
まず更新したいのは“Vの深さ”。今年のVネックは、鎖骨がうっすら見える程度の「浅めV」が主流です。開きすぎないから品があり、顔まわりの影が減って若々しい印象に。

▲昔の深めV&ボックスシルエット(左)だと胸元の開きが大きく、全体が直線的で古く見えやすい。一方、今どきの浅めV×コンパクトフィット(右)なら、開きすぎないVラインと細めリブで上品&洗練バランスに
さらに、全体のシルエットは“コンパクト”。身幅に適度なフィット感があり、裾を軽くインするだけで縦ラインが強調され、自然とスタイルアップします。「Vネックニットは古い」と思っていた人ほど、この浅め×コンパクトのバランスの良さに驚くはず。大人世代の骨格に馴染みやすく、無理なく“若見え”が叶います。
