乾燥・静電気・湿気…。冬は、40代の髪が一年の中でもっとも広がりやすく、まとまりにくい季節。朝のスタイリングに時間をかけても、外に出た瞬間に“もわっ”と広がり、疲れて見えてしまうこともありますよね。でも、毎日のちょっとしたメンテだけで、髪は驚くほど落ち着きます。そこで今回は、【自然にまとまる髪へ導く】簡単メンテ術を紹介します。
広がりの原因は“根元”にあり。ドライヤーは最初の30秒が勝負
髪の広がりを抑えたいとき、毛先ばかり気にしてしまいがちですが、実は肝心なのは“根元の向き”。乾かす最初の段階で根元がつぶれたり、外側に流れたまま固まると、全体が横に広がったシルエットになってしまいます。

ポイントは、乾かし始めの30秒。手ぐしで根元をふわっと持ち上げ、温風を根元だけに当てて立ち上がりを作ります。その後、中間〜毛先に風を流せば、自然と内側にまとまる形に。根元が整うだけで“きちんと感”が生まれ、広がりの原因がぐっと減ります。
毛先の乾燥対策はこれ。オイルで“指先をつまむだけ”
冬の髪が広がる大きな理由のひとつが、毛先の乾燥。40代以降はとくに内部の水分が抜けやすいため、毛先が硬くパサつき、広がりが加速しやすくなります。

そこで使いたいのがヘアオイル。ただし、つけ方がポイントです。手のひらに広げるのではなく、指先にほんの少量を伸ばし、毛先を“そっとつまむように”なじませます。こすりすぎるとベタつきの原因に。丁寧な動きで、毛先だけにツヤと重さを与えると、自然なまとまりが生まれます。
