「白湯を飲むだけで痩せるらしい」という情報を見て“白湯ダイエット”を始める人は少なくありません。確かに白湯は胃腸を温めたり、むくみを軽減するなどメリットはあります。しかし、白湯そのものに“体脂肪を燃やす作用”はありません。「飲むだけで痩せる」と期待してしまうと、結果が出ずに落ち込む原因に。そこで今回は、白湯の本当の効果と、ダイエットに役立つ正しい取り入れ方を紹介します。
白湯だけで体脂肪が減らない理由
白湯を飲むと一時的に体が温まり、血行が良くなるのは事実。ただし、この温度上昇はごく短時間で、脂肪が燃えるほど代謝が上がるわけではありません。

「体温が1℃上がると代謝がUP」というデータは、筋肉が熱を生み出す運動時の話。飲み物の温度だけで体温が長時間維持されるわけではないため、白湯単体で体脂肪を減らすのは難しいのです。
それでも白湯が“ダイエットの味方”になる理由
白湯の魅力は、“生活リズムを整えやすい”こと。朝に白湯を飲むと胃腸が動きやすくなり、食欲が整って朝食をとりやすくなります。甘い飲み物を白湯に置き換えれば、自然と摂取カロリーを抑えられますし、冷えやすい人は内臓が温まることでむくみ改善につながることもあります。
つまり、白湯は脂肪を直接燃やすのではなく、“痩せる行動につながる環境づくり”に役立つ存在なのです。
