「最近、お腹だけぽっこりして見える…」「体重は変わらないのにウエストが太くなった気がする」。そんな大人世代に多い悩みの正体は、実は“脂肪”よりも“姿勢の崩れ”。そこで今回は、ウエスト引き締め&美姿勢に効果的なヨガの簡単ポーズ【ウールドゥヴァハスターサナ】を紹介します。難しい動きは一切ないので、大人のぽっこりお腹を効率よく撃退したい人にぴったりです。
ぽっこりお腹は“姿勢の乱れ”が作る。お腹が太って見える理由
40代以降になると、急にお腹まわりが気になりはじめる人が増えます。しかし実は、脂肪が急に増えたわけではなく、猫背・反り腰・巻き肩などによる姿勢の崩れが主な原因であることも少なくありません。特に長時間のデスクワークやスマホ姿勢が続くと、腹筋がうまく使えず、下腹が前にぽこんと突き出した状態に。これが“ぽっこりお腹”に見える大きな理由。
さらに、胸が閉じて呼吸が浅くなることで代謝が落ち、余計にウエストラインがぼやけて見える悪循環に。姿勢が原因のお腹は“正しい姿勢に戻す”ことが最短ルートなんです。
ウールドゥヴァハスターサナ
(1)背筋を真っ直ぐに伸ばして立ち、胸の前で合掌する

(2)手のひらを合わせたまま両腕を真っ直ぐ天井方向に上げる

(3)手のひらを合わせたまま胸を天井に見せるように背中を後ろに反らしていき、反らしきったところでお腹に力を入れてゆっくり3〜5呼吸(約30秒間)キープする

なお、期待する効果をきちんと得るためには「胸を張って、お腹とお尻を引き締めるという正しい姿勢を行うこと」がポイント。身体を後ろに反らせる時には腰から曲げないように注意しましょう。また、両腕が上がりづらい方は真っ直ぐ天井方向ではなく、両腕が斜めに傾いていてもOKです。ただし、その場合もひじを必ず真っ直ぐ伸ばしてくださいね。<ヨガ監修:Minami(インストラクター歴4年)>
