「最近ほうれい線が急に深くなった気がする…」。40代以降の女性が抱えやすいこの悩み、実は“たるみ”だけが原因ではありません。肌の水分が抜けてできる細かな“乾燥線”が重なり、ほうれい線をくっきり見せてしまうことも少なくないのです。そこで今回は、大人の肌に起こりやすい乾燥線の正体と、今日からできる正しい保湿習慣をわかりやすく解説します。
ほうれい線が“急に深く見える”のは、実は細かい「乾燥線」が重なるから
40代を過ぎると、肌の水分保持力がゆるやかに低下していきます。すると、目元や口まわりに細かなシワが入りやすくなり、それがほうれい線とつながるように見えてしまうことが。
鏡を見るたびに「昨日より深くなってる？」と感じるのは、この“乾燥による細かい線”が積み重なって立体感を強めているケースが非常に多いのです。たるみケアだけに意識が向きやすいですが、まずは“水分の補給”が先。乾燥した肌はハリを失い、同じシワでも深く見えやすくなります。
洗顔後の30秒間が勝負。肌がしっとり吸い込む“最優先ケア”を味方に
乾燥線ができる一番の原因は「洗顔後の放置」。水分が一気に蒸発するタイミングで保湿ができていないと、肌はカサつき、小さなシワが刻まれやすくなります。
大人世代に必要なのは、化粧水→乳液→クリームという“薄く重ねる保湿”。化粧水はこすらず、手のひらでゆっくり包み込むように。乳液やクリームは、ほうれい線の“線そのもの”に沿って優しく押し込むと、肌がふっくら立ち上がります。「乾燥線は深くなる前に消す」が大人肌の鉄則。たった数秒の丁寧さで、日中のシワの出方が驚くほど変わります。