年齢を重ねるほど気になりやすいのが、二の腕のたるみや肩まわりの重たさ。実はこれらの悩みには、日常生活で使われにくい「上腕三頭筋」が関わっています。この筋肉が加齢とともに衰えることで、腕全体のラインがぼんやりして見えやすいんです。そこで今回は、忙しい日でも続けやすい“1回30秒”の簡単エクササイズを紹介します。
二の腕が太く見える理由は「使われにくい筋肉」にあり
二の腕のたるみは脂肪だけでなく、上腕三頭筋が使われにくい生活習慣も大きく影響します。重い物を持つ、腕を後ろに引くといった動作が減ると、この部分が徐々にゆるみ、輪郭がぼんやりして見えるように。さらに、大人世代は肩まわりがこわばりやすく、姿勢が前のめりになることで上半身全体が重たく見えやすい傾向があります。まずは、この“使わないとゆるみやすい”筋肉を刺激してあげることが大切です。
1回30秒!上腕三頭筋の簡単エクササイズ
(1)床の上であぐらをかき、両腕をまっすぐ上げて手のひらを合わせる

▲ひじが頭の横に来るようにしてください
(2)ひじを曲げて手を頭の後ろに下ろす

▲背筋をまっすぐキープし、視線はまっすぐ正面を見る
(3)再びひじを伸ばし、両腕をまっすぐ上げる

(1)〜(3)をスピーディーに20回実践します。なお、期待する効果をきちんと得るためには「脇の下の伸びを感じること」がポイント。特にひじを曲げた際に脇の下の伸びをよく感じてください。また、「背中をまっすぐにキープしておくこと」で体幹の強化につながるので、実践中はぜひ意識してくださいね。<エクササイズ監修:川人将裕>
