白髪が増え始める40代は、髪の印象がぐっと変わる時期。生え際がキラッと光ったり、全体が重く見えて老け感が出たりと、小さな変化が気になりやすくなります。そんな大人世代に今、支持されているのが【白髪ぼかし×ニュアンスカラー】。白髪を無理に隠すのではなく、自然に馴染ませてツヤと透明感を引き出す方法です。そこで今回は、40代の髪をやわらかく、おしゃれに見せる最新テクを紹介します。
白髪を隠すより“馴染ませる”ほうが若見えにつながる
暗い色でしっかりカバーする従来の白髪染めは、白髪は消えても髪全体が重く見え、影が強調されやすいのが難点。そこで注目されているのが、ベージュ・グレージュ・アッシュなどの柔らかい色味です。
▲ヘアカラー選びを誤ると、生え際の白髪が浮いて見えやすくなる。自然に馴染む色設計が大切
柔らかい色味は白髪の明るさと自然に溶け合い、光が当たるたびにふんわりとしたツヤが生まれるのが特徴。硬さやパサつきが出やすい大人の髪でも、やわらかな質感が引き立ち、顔まわりの印象が明るく整います。
ベースカラーを１トーン明るくするだけで“くすみ問題”が解消
40代になると、髪のツヤ低下によって“くすみ見え”が起きやすくなります。髪が影をつくり、肌の血色まで沈んで見えることも。そこで効果的なのが、普段より少しだけ明るいトーンを選ぶこと。
▲細かいハイライトが白髪と自然に混ざり、伸びても境目が目立ちにくい仕上がりに
ベージュやグレージュは光を優しく取り込み、肌の透明感を引き出す相性の良い色味。生え際の白髪も自然になじむため、伸びても目立ちにくく、いわゆる“白髪染め感”の強さが出ません。