「最近、背中が丸くなってきた気がする」「ウエストの位置が分かりにくくなってきた…」などの体型悩みを抱える大人世代にこそ試してほしいのが、ピラティスの簡単エクササイズ【広背筋ストレッチ】です。背中から腰にかけて大きく広がる広背筋がこわばると、姿勢が崩れ、上半身全体が重たく見えてしまう原因に。このエクササイズは、背中と腰周りをいっぺんにケアしながら、くびれを作りやすい体に整えてくれます。
背中が丸くなると“くびれが消える”理由
年齢とともに増える背中の丸まりやすさ。その原因のひとつが、背中から腰にかけて大きく広がる広背筋のこわばりです。広背筋が縮こまると肩が前に入り、胸が潰れ、腰の位置が下がりがちに。すると本来のウエストラインがぼやけ、どことなく四角いシルエットに見えてしまいます。
さらに、背中が丸まった姿勢はお腹の筋肉が働きにくく、ぽっこり感も強調されやすいもの。どれだけ体重が変わらなくても「なんか太って見える…」と感じるなら、まずはこの広背筋をほぐすことが、若見えボディへの第一歩です。
広背筋ストレッチ
（１）あぐらの姿勢で座って両腕を真っ直ぐ上げ、頭上で腕を交差させて両手のひらを重ねる
（２）息を吸ってお腹を薄くし、口から息を吐きながら上半身を右に傾け、右→右前傾→左前傾→左と円を描くようにストレッチする
▲お腹を薄くした状態のままで上半身を旋回させます
これを“１日あたり５回を目標”に行います。なお、期待する効果をきちんと得るには「できるだけ大きく上半身を動かすこと」、「お尻はきちんと床につけたままで行いこと」の２つがポイントです。ぜひ習慣化してメリハリのある体を取り戻していきましょうね。＜ピラティス監修：KEI（インストラクター歴３年）＞